労働

2016年12月 4日 (日)

さらば増毛駅とストライキ支持の待降節第2主日

20161204

 昨日は帯広駅南口のとかちプラザで、十勝自然保護協会主催のシンポジウム「十勝海岸の自然を考える:湿地・湖沼・海岸線の現状と将来」を開催した。私は第2部の総合討論で司会を担当した。予想に反して120名を超える参加者を得て、盛況のうちにシンポジウムを終えることができた。
 
 十勝海岸は、一部の天然記念物区域を除くと、自然公園などの法的な保護がかけられていない。自然海岸線や湖沼を多数含む地域だけに、さまざまな開発や変化にさらされているわりには、地元でこの海岸線の自然史的な重要性が語られる事は少ない。
 
 そこで、十勝海岸が学術的にどのような重要性を帯びているのか?この海岸について何がどの程度調べられているのか?などを広く知る場として、今回のシンポジウムを企画した。だが、私は企画しただけで、実際の運営は事務局の川内さんが、非常に丹念に準備を進めて下さったものである。深く感謝したい。
 
 さて、シンポジウムを終えて、帯広から臨時快速で釧路へ帰る。車中は、シンポジウムで十勝海岸の鳥類についての事例報告をして下さった、タンチョウ保護研究グループの百瀬さんと御一緒させていただいた。車中、タンチョウをはじめ、鳥類研究に関するさまざまなお話を聞かせていただき、とても勉強になった。ずっとしゃべり続けにさせてしまい、車中ゆっくりお休みできなかったのでは?と思うと、後から思い返してまったく冷や汗である。ありがとうございました。
 
 妻の最寄り駅は東釧路なので、釧路から花咲線の厚岸行きに乗り換える。乗客は5名ほど。平日はもっと多いが、土曜日の厚岸止まりなせいか、乗客が非常に少なく、気になる。折しも、翌日の日曜日は、留萌本線の留萌〜増毛間が最終日であり、最終列車が増毛駅を発車する様子などをテレビで見ていたが、北海道の鉄道は今後どうなっていくのか?と本当に不安になる。そもそも旅客輸送中心に鉄道を考える事自体が間違っており、やはり荷物・貨物輸送の将来性をもっと真剣に考えるべきである。
 
 私は廃止となった帯広のオイルターミナルへの鉄道での石油輸送を復活させるべきだと思う。早朝、釧路港から十勝へ向かう何台ものタンクローリーが連なる後について浦幌まで帰ることが私もあるが、あのタンクローリーを追い越そうとして無理な走行をする自動車が後を絶たず、交通事故や渋滞の原因にもなっていると思う。港湾から内陸部への物流は、もっと鉄道を活用すべきだと思う。
 
 一方、神奈川県では川崎鶴見臨港バスが、実に36年ぶりの24時間ストライキを敢行した。このバス会社、実は私が高校を卒業したときに勤務したバス会社である。よくやったと喝采を送りたい。
 
 
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    綱島駅前の臨港バス
 
 路線バスや路面電車の運転手の待遇は悪くなる一方である。正社員としての採用は抑制され、非正規雇用が非常に多くなっている一方、正社員として働く人達の給与・人員も非常に抑制される傾向にある。私はこの原因が、交通局などの公営バス事業が撤退し、指標となる運転手の待遇を見失っている事にあると考えている。
 
 しかも、最近は社会の顔色をうかがってストライキを打たず、問題点を広く訴えることができていなかった。こうしたなか、休日に限定しての24時間ストライキの実行は大きな意味がある。特に今回、賃金増額ではなく、常態化している残業を無くすために適正な規模の人員配置を行うことを要求として掲げていることもあって、SNSなどを見ても利用者から支持が得られているように思う(もちろん反対も見られるが)。これを機会に、正しい事は正しい!と主張できる労働組合と、そのための闘争方法として法律で認められているストライキの復権が、さまざまな職場で広がっていくことを期待したい。
 
 

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2014年11月 7日 (金)

非正規雇用議連発足。帯広市議もみならえ

神奈川新聞(カナロコ)2014年11月7日サイトから

リンク http://www.kanaloco.jp/article/80050/cms_id/110354

 

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 国会では、非正規雇用労働者の待遇改善を目的とする議員連盟が超党派で発足。6日に設立総会が開催された。上は神奈川新聞2014年11月7日に掲載の記事を同社のカナロコから転載。このほか社民党の福島瑞穂さんが設立趣意書を公開されているので、以下に掲載する。

 折しも労働者派遣法の大改悪に向けて国会で議論が始まっている。帯広市議会は市長が民主党母体の割には労働問題の議論がほとんど見られない。市労連の組織議員も日頃市議会で何をしているのか伝わってこない。もちろんTPPの直撃を受ける農業地帯なので、農業に関する議論が中心になるのは当然なのだが、国会議員をみならって市議も非正規雇用問題にももっと目を向け勉強して欲しい。

 

 

「非正規雇用労働者の待遇改善と

  希望の持てる生活を考える議員連盟」設立趣意書

 我が国では、今や雇用全体に占める非正規雇用の割合が40%近くにまで拡大し、とりわけ非自発的な「不本意非正社員」の増加と生活苦に喘ぐ「ワーキングプア層」の拡大が社会的な問題になっている。

 パート労働や派遣労働などの雇用形態が、労働者側の多様な価値観や働き方のニーズに選択肢を与え、正社員として働けない労働者にも社会参加の機会と収入を得る手段を提供している一方で、現状、非正規雇用労働者の多くは、低賃金かつ不安定な雇用環境の中で、社会保険や各種手当だけでなく、職業訓練や昇進・昇格の機会などからも排除され、その職責や頑張りに相応しい待遇や将来への安心を得ているとは言い難い。

 その結果として、いわゆるワーキングプア層の増加と社会格差の拡大が進行し、可処分所得の低下と将来不安の増大と相まって、国内需要や税収の低迷、不況の長期化と地方経済の疲弊化、閉塞感の蔓延と社会の活力の低下、少子化の進展と社会保障制度の不安定化、そして何より、日本社会の未来を担う貴重な人的資源の損失につながっている。

 言うまでもなく、労働(働くこと)とは、単に生活の糧を得る手段としてだけでなく、国民一人一人が、個々人としての幸福追求や生き甲斐を得、家族や他者、地域社会とのつながり、さらには将来の安心と安全を確保する上で最も重要な役割を担っている。それは同時に、国民に『ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事  希望ある生活を確保するまっとうな雇用)』を提供していくことこそが、我が国の経済・社会を安定的かつ持続可能な形で成長させていくために必要であることを意味している。

 私たちは、以上の問題認識に基づき、国政を担う者の当然の責任として、「声を上げられない」「声を上げる手段を持たない」立場にある非正規雇用労働者に寄り添いながら、我が国における非正規雇用のあり方を抜本的に見直し、将来に希望のもてる生活が確保できる雇用を創り出していくことをめざし、ここに、超党派の有志国会議員による「非正規雇用労働者の待遇改善と希望の持てる生活を考える議員連盟(略称:非正規雇用議連)」を結成する。

201410月吉日  呼びかけ人一同

 

 

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