鉄道

2017年3月12日 (日)

<乗車記録>根室本線2521D浦幌から釧路

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2017年3月12日日曜日。
 
今日は図書館のボランティアの人達が、汽車で新得方面の図書館へ交流見学に行くらしい。前の晩、参加者のお一人と話していると、4人くらいでワイワイと汽車で出かけるのが楽しみ、と話されていた。聞いていてこちらも楽しそうで嬉しい。そういう鉄道の利用が今後も増えていくと良いなあと思う。
 
なお、上り2544Dで出かけるそうなので、今月3日まで8時32分発だったが、4日から27分発に、発車時刻が5分早くなっているので、注意を促しておく。この変更点だけを要約した張り紙を、時刻表本紙とセットで駅に掲示したり各戸配ると、注意喚起になって良いと思うのだが、どうだろうか。
 
 
さて、私は6時42分発の下り2521Dで釧路教会へ行く。
2521Dは浦幌定時発。乗り込むと乗客は1名で、しかも池田町に住む知人であった。偶然でお互いびっくりしている。
彼は鳥類の専門家で、これから厚内へ海鳥調査に向かうと言う。おかげで厚内までの道中、ひとしきり東十勝の自然史の話ができ、楽しく過ごす。アクセスの良い池田町を核に、自然史の勉強会をできたら良いなと話し合った。
 
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厚内で、野鳥観察道具の大荷物を抱えて知人が下車すると、乗客は私ひとりとなる。3番線には上り2522Dがいて、共に特急4002Dの通過を待避する。2522Dには4名ほどの乗客。厚内からも乗車あり。駅名標の「かみあつない」の上に「うらほろ」と紙を貼ったのがわかる。浦幌駅の駅名標も同じで、上厚内駅の廃止に対応しているのである。
 
 
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薄曇りの厚内海岸を進み、やがて内陸へ向きを変えて乙部トンネルを通過する。このトンネルは釧路までの区間で唯一現役の、明治36年に掘られたレンガ巻きトンネルである。走行中の窓に電話を押し付けて、レンガを撮ってみる。通過するとき、このレンガ壁を眺めるのがいつもの楽しみなのだ。
 
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映画ハナミズキのセットの家が見えて、尺別に停車。
いつものように 降りたい衝動にかられるが、今日は通過する。
 
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雲間から海に太陽光が注いでいる。天使の階段とか言うのだそうだが、教会にある絵にも天使が階段で天から来る絵は見たことがない。
 
音別から4名乗車。まだ窓口営業時間ではないが、若い駅員氏が出ていて列車を見送っていた。彼はいつも熱心に音別駅を守っており、私は密かに応援している。
 
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音別海岸。「天使の階段」が放射状から少し垂直状になり、雰囲気としては階段からエレベータに変化した。キリスト者的にはこちらの方がイメージに合うような気がする。
 
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パシクル沼を通過中。昨年は車窓から、珍しくダイサギが飛来しているのを見た。ケアシノスリも1回見れた。汽車から鳥を探すのも楽しい。ちなみに夏はいつも水草を探している。
 
この列車は古瀬に停車する数少ない便だが、今日は日曜日なので乗車は無い。あまり知られていないが、実は古瀬は集落に近く、高校生がときどき利用しているのである。
 
パシクル沼方面から来ると、いきなり大都会に来たような錯覚を覚える白糠に到着。3名が乗車。いつも思うのだけれど、白糠は意外に乗降が少ない。くしろバスが便利だからかもしれない。むしろ、次の西庶路の方が常に乗降が多い感じがする。
 
西庶路で2名乗車。日曜日の朝の、のんびりとした住宅街の中を汽車は進む。次の庶路では3名が乗車。車中が完全に郊外電車のような雰囲気になってきた。
 
だが、大楽毛、新大楽毛と乗降なし。大楽毛到着直前に渡る阿寒川の河畔の樹々にトビが多数とまっているのが見えた。釧路ハイミールの工場があるからだろうか。
 
新富士で1名下車、2名乗車。ここで上り特急4004Dを待避するため3分停まる。構内では大型のトップリフターが忙しそうにコンテナを運んでいる。やはり貨物のある駅は活気があって良い。昔みたいに釧路港と線路直結したら良いのにと思う。
 
 
 
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釧路駅2番線へ到着。車両はキハ40 1754。
 
浦幌から所要約1時間50分。意外に退屈しませんので、ぜひ多くの方のご利用を。

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2017年3月 2日 (木)

廃止前夜の上厚内駅

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「いま稲士別にも寄ってきたところです。明日は五十石へ行きます」という青年が下り最終列車2531Dに乗って出て行き、ほどなく自動車で来ていたカメラマンが去ると、廃止前夜の駅には誰も居なくなった。
 
やがて霧雨があがり、併走する国道を走る自動車が途切れると、辺りはシーンと静まりかえる。エゾシカのピッという鳴き声が山から響く。
 
上り最終2532Dを迎え、下り特急スーパーおおぞら9号の通過を見送ってから帰宅する。
 
 
明日の夜は落ち着いて駅を見られないだろうなあと今晩来てみたが、どうも明日で廃止になるという実感が湧かなくて困る。明後日も来月も駅やってそうな、ずっと木造駅舎があるような気がしてならない。
 

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2017年3月 1日 (水)

上厚内駅の廃止が迫る

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月が変わり、上厚内駅の終了まで、今日を含めてあと3日となった。
3月3日で、1926(大正15)年以来の駅としての役割を終了し、1910(明治43)年当時と同じ、信号場に戻る(当時は信号所)。
 
 
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駅の除雪や清掃の委託を請け負ってきた地元の方がいた。
その委託も2月末日で終了。
最後の清掃と聞いていたので御挨拶にうかがい、写真を撮らせてもらう。
「いいよ写真は。こんなホッカムリしていて・・・」と言われたが、今日が最後だからと言ったら、照れながらも汽車や駅舎と一緒の写真を撮らせて下さった。
長い間、おつかれさまでした。
 
 

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2017年2月15日 (水)

無人駅での乗降客数はどうやって調べているのか?

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 道東に多いワンマン列車。無人駅と車掌さんのいない列車の組み合わせは、もはや札幌圏以外の普通列車では当然の風景である。
 
 無人駅からワンマン列車に乗る場合は、乗車時に発行機から整理券を受け取り、降車の際に駅の改札口で支払うか、整理券番号と運賃表示器の金額を見比べた上で、運転士に現金で運賃を支払って降りる。切符というものを持たないまま乗降するのである。
 
 こうした無人駅での乗降客数というのは、どのような方法で調べているのだろうか?かねてから疑問に思っていて、なんとなく「整理券」の発行数から割り出すのかなと考えていた。だが、これでは「降車客」の方はカウントできない。なぜならば、例えばA駅から360円区間の整理券を持って乗車しても、360円区間の駅が複数あったならば、どこで降りたものなのか後からではわからないからだ。
 
 通常、有人駅での乗降客数は定義があって、切符の販売数から算出する。乗車券、回数券、定期券それぞれに、乗降客数を計算するためのルールがあるのだ。だが、切符を発行しない無人駅での乗降客数はどのように計算しているのか?考えていてもわからないので、JR北海道の質問コーナーに質問してみた。その回答が以下である。
 
『当社では、社内で輸送計画を策定するために、各種イベントや帰省時期など季節的要素が少ない時期に、実際にワンマン列車のご利用状況調査を行っております。なお、ワンマン列車の運賃箱等からの調査は行っておりません。』
 
 少なからぬ衝撃が走った。これによると、「季節的要素の少ない時期に利用状況調査を実施している」、つまり、日頃の乗降客数は調べていない、ということだろう。
 
 一見それで良いんじゃないの?とも思える内容だが、私には疑問がある。この方法だとサンプル数がきわめて限られ、本当の利用実態は把握できていないように思うからだ。
 
 と言うのも、昨今公表されているJR北海道の路線別利用者数や駅の乗降客数の数値が、私の日頃からの実感とどうも異なる印象があるのである。いったいどうやって数値を出しているのだろうと思ったが、こういうことなのか。
 
 例えばこの方法だと、日頃から切符を販売している駅と、ワンマン列車しか停車しない無人駅とでは、年間利用者数のカウント方法が別になってしまう恐れは無いのだろうか?有人駅では切符の発行枚数から算出し、着実に乗降客数を増やしていけるのに、無人駅では限られたサンプリング期間の数値が全てになってしまうのだ。
 
 「そんなの、日頃から利用者数が少ない駅なら変わらないから問題ないではないか?」と言うなかれ。鉄道の生活利用はそんな単純ではない。
 
 私は日頃から根室本線の普通列車に比較的乗っている方だと思うが、こうしてしょっちゅう乗っていると、人々の利用には定形のパターンと非定形のパターンがあることが見えてくる。
 
 例えば雨の日。雨の日だけ汽車を利用する人と、雨の日は車で送ってもらっている人がいる。雨によって帰宅時間が変わってしまう人などの場合だろう。
 
 例えば帯広のスーパーが特売の日。釧路だとスーパーが駅から遠いと言って、帯広まで買い出しに行くご婦人がいる。
 
 例えば試合のあった日。いつもの区間を越えて、ジャージ姿の高校生が列車で帰ってくることがある。
 
 例えば呑み会の日。今日はお酒を飲むから帰りは(場合によっては行きも)列車でという労働者。
 
 そのほか、例えば私の博物館での行事で、観察会や見学会の場所まで列車で移動することがある。
 
 鉄道では、定期利用者に加えて、こうした非定期の利用が毎日状況に応じてそれぞれ交錯し、合わさって乗降客数になるのである。もちろん長距離の旅行者などもこれに加わることがあるだろう。
 
 ところが、こうした利用が、いまの方法では乗降客数に全く反映されていない事になるのである。これは道東の普通列車のように、もともと利用者数が少ない、言い換えれば1人の乗客の数字が存廃に与える影響が大きい路線では重大な問題ではないか。
 
 とても乱暴な言い方をすれば、ワンマン列車に整理券と現金でいくら乗車したところで、全くその駅の乗降客数には反映されないという事である。こ、これはあまりにも空しすぎる。そしてその数字だけで「路線や駅の価値」を測られては、地元はとても困るのである。
 
 とは言え、現実にそうした方法で「路線や駅の価値」を測っているのだとすれば、こちらもそれに合わせなくてはならない。すなわち、ワンマン列車への現金乗車は統計上は損な訳だから、とにかく切符を発券しなくてはならない。お出かけの際には、面倒でも有人駅での事前発券。博物館で行事をするときも、あらかじめ浦幌駅や音別駅で区間指定の乗車券を購入。これを心がけねばならない。うーん。
 
 

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2017年1月27日 (金)

冬の雨上がりの尺別駅

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 今夜の尺別。
 今日は休みだったので日中に汽車で来たが、気温が高めで雨が降っており、あまり歩き回らずに帰ることにした。
 夜になって再び訪れ、今度は三脚を持参して星の写真などを撮ろうとしたのだが、風が強くなってきてあまり良い状態ではなかった。それでも数枚を撮影してみる。
 
 
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 尺別駅を通過する4012D上り最終特急スーパーおおぞら12号。
 
 
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 最終列車同士の交換も尺別駅で行われる。左は下り2531D、右は上り2532D。
 
 
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 今日も星がよく見える。到着時は低かったオリオン座が、帰る頃にはかなり高い位置まで上がってきた。
 
 
 

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2017年1月24日 (火)

駅を守るには駅を使うしかない

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 この階段も誰かが除雪してくれている。
 人が乗ろうと乗るまいと、駅である以上、人を迎えるための準備を毎日欠かすことはできない。
 そう考えると、軽々と駅を残せとは言えない。
 
 では、駅を残すために出来ることはなにか。それはもう、駅を使いまくるしかない。毎日の生活に鉄道を取り込むしかないと思う。
 
 だから今年、毎日の暮らしに鉄道を中心とした生活リズムを加えることを決めた。首都圏の人なら、ある意味当たり前の通勤通学時間を、私も地元で、自分の残したい駅で実践する。いろいろ考えていても始まらないので、とにかく出来ることから実践してみることにした。
 
 

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2017年1月23日 (月)

尺別駅前の郵便ポスト

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 今夜の尺別。
 
 尺別駅前には郵便ポストがある。集荷は1日1回朝のみ。だが、ポストの形式は「郵便差出箱14号」という割と新しい型。ちゃんとレターパックが入り、最近重宝している。
 
 余談だが、釧路空港のポストは旧型の9号のためレターパックが入らず、やむを得ず空港職員に差出を托したことがある。郵便ポストだけ見たら、釧路空港より尺別駅の方が便利だと言える(のか?)。
 
 今日は結構な雪だったが、さすが海岸は少なめ。海風が雪を飛ばすのだと言う。
 
 列車が運休しないかと気がかりだったが、定時に運行していた。
 

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2017年1月21日 (土)

見送りだけだと気が引ける

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 今夜の尺別駅構内。今日は釧路へ帰る日だが、都合により今回は汽車ではなく、自動車で帰る。その途中に尺別駅へ立ち寄った。
 
 
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上り2530Dが通過するのに伴い、警報器を鳴らし、遮断機を下げる尺道踏切。ガタンゴトンと通過していく列車を見送っていると、見ているだけで乗れないことの残念さがこみあげてくる。
 
なお、通過の様子を動画でも撮影したが、ブログにはアップロードできなかったので、左のツイッターでご覧下さい。
 
 
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 その後、直別で2530Dと交換した下り2529Dが尺別に到着。駅のホームで列車を迎えながらも乗り込まないという自分に、残念を通り越して申し訳ないような気が引ける感じまで受ける。
 
 だが、今日は1名の下車客があった。鉄道ファンらしい。なにはともあれ、乗降客がいるのは良いことで、なんとなくホッとする。ホッとしたところで釧路へ向かう。途中、音別駅で停車中の2529Dを追い越した。
 
 

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2017年1月20日 (金)

今夜もまた尺別

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今夜の尺別駅。今日は一眼レフを持参し、5秒間の露光を試みる。

音別方向の海岸線からぐるりと内陸へ向きを変え、尺別へ近づいてくる光の筋が、2530D帯広行き普通列車である。

 

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尺道踏切を通過し、場内へ進入する。

 

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静々と入線する2530D帯広行き。

 

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到着した。
 
 
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 発車。
 
 
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 赤い尾灯を引いて直別方向へ去って行く。
 
 この先の直別で先に到着している2529Dと交換。2529Dは10分ほどして尺別に到着する。今日は2529Dに乗車して、白糠へ買い物に行った。
 
 

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2017年1月19日 (木)

今夜も尺別

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 夜の「尺道踏切」。
 
 
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 尺別海岸の汀線。真っ黒い波と白い砂浜のコントラストが美しい。
 
 
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 昨夜はすぐに折り返したので、今日は列車を降りてから2時間くらいブラブラと散策をする。氷点下12〜15度くらいだったので、ずっと外にいると顔が痛くなる。その分、帰りの汽車に乗り込んだ時の暖かさに感動すら覚える。
 今日は汽車が少し遅れていた。
 

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