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2016年9月 8日 (木)

集中講義にて

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 少し前の事になるが、8月29日から9月1日までの4日間、毎年恒例の北海道教育大学旭川校における「博物館情報・メディア論」の集中講義を担当した。この講義では、博物館現場でのメディアの活用の仕方を学ぶ、という目的で、三浦綾子記念文学館の見学に行く事を恒例としている。今年も8月31日に、文学館の見学を行った。
 
 
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 三浦綾子の文学作品が、展示ケースにズラリと並ぶ。それらを前に、文学館や展示の解説を受ける。
 
 もともと、受講生の中における三浦文学の読者はあまり多くなかったが、今年はついに1人だけとなった。「名前も知らない」という学生がいた事には少し驚いた。
 もちろん、ズラリと並ぶ作品を前にすると、私も読んだ事の無い作品がまだまだ多い。読まなければならないものは多いが、なかなか読めていない自分が情けない。
 
 
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 文学館の2階で、小泉学芸員から、館の運営や学芸員の仕事などについて説明を受ける。学生からも質問がいくつか出されていた。人数的にはちょうど良いかもしれない。
 4年生の多くは、博物館以外に就職が決まりつつあったり、教員などの試験を受ける事になっている人ばかり。もっとも、学芸員は学部4年生でスンナリ就職できるほど甘くは無い。講義のなかでも、採用試験の実情や現実的にどのような道筋で目指していくべきかなどの話をするが、やはり根本的に覚悟が必要な事を理解してもらえればと思う。
 もっとも、最終日、学生の1人が「実は美術館の学芸員になりたかったが、現実的に厳しいと聞いて今は別の進路を考えている」と話してくれた。私もそれで良いと思う。だが、もし本気で目指すのならば、他の仕事につきつつも研究を続け、コツコツと実績を積み上げ、いつか機会を得てチャレンジして欲しい。
 唯一の1年生はプラネタリウム志望であった。既に地元に懇意にしている館もあるらしいから、つながりを大切にしながら一生懸命勉強・研究を続け、ぜひ目標を達成して欲しいと思う。
 
 

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