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2016年8月26日 (金)

砂浜のキノコはナヨタケ属だった

Photo
今年は雨が多いせいか、あちこちでキノコの姿をよく見る気がする。
以前に豊北海岸の砂浜でニョキニョキと生えているのを見かけたキノコが気になっていた。私はキノコの同定は全くできないので、乾燥標本にして札幌市の北海道大学総合博物館へ送り、菌類標本庫SAPAの管理に携わっている、小林孝人研究員にみていただいた。
先般、標本と共に同定結果が戻ってきて、Psathyrella sp、(ナヨタケ属)の一種だとわかった。
 
 
Sp
Sp_2
 これは、6月に撮影した豊北海岸での写真。生えているときはこんな感じ。ハマニンニクやハマニガナの周囲に点々といくつも生えていた。
 では、このナヨタケとはなにか?を知る為に、石狩海岸で海浜性キノコを調査されている人達の書かれた『石狩砂丘と砂浜のきのこ』という本を取り寄せて調べてみた。これは、札幌市中央図書館の蔵書を、相互貸借制度により、浦幌町立図書館経由でお借りした。
 
 すると、ナヨタケ属は種の同定がきわめて難しく、分類自体がさまざまな課題を抱えているらしい事がわかった。だからsp.での回答となったのだろう。種類はまだあるそうなので、今後の海岸歩きの注目ポイントがひとつ増えた。
 
 なお、今回のキノコ標本を当館で収蔵するかどうかはかなり悩んだが、やめる事にした。きちんと管理・活用ができる専門の標本庫へ入れた方が良い。採集情報を紀要で報告した後、せっかく返送してもらったのだが、再び北海道大学総合博物館へ送り、菌類標本庫(SAPA)へ納める事にする。
 
 なお、同定にあたった小林研究員と、石狩浜の文献について教えてくれた石狩自然誌研究会のメンバーには、大変お世話になりました。ありがとうございます。
 
 
 

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