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2016年5月 1日 (日)

教会・メーデー・献血・路線バスな一日

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ゴールデンウィークが始まるが、博物館は稼ぎ時なので、一般の休日のうちお休みなのは今日5月1日(日)だけである。だが、今日は久々に教会へ行ける。さっそく汽車で釧路へ向かう。

今朝の釧路行き始発2521Dは国鉄色の朱色に塗られたキハ40 1749で、さいさきも良い。日曜日のため、浦幌到着時の乗客なし、浦幌からの乗車も私のみ。

 

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昨日のウラホロイチゲ観察会は、晴れはしたものの暴風で寒かった。今日は風もないよく晴れた日で、車窓も穏やか。行事の無い日が良い天気なのは今年度も変わらないらしい。

上厚内の峠を越える築堤から、まだ葉を展開していない樹々を眺めていると、カツラの赤い枝先がよく目立つ。ゆっくり登るし築堤なので視線が高いから、まるで新芽のひとり車窓観察会のようだ。この贅沢なことよ。

 

 

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厚内の旧斉藤牧場事務所。文化財級なのに全くなんの指定もされないまま朽ち果てようとしており、いつも悔しい思いをしている。いろいろ難しい問題があるらしく、手を付けないまま年月を経て、どんどん風化が進んでいるのだ。

学芸員としては、これこそなんとかしたい課題である。寝た子を起こす事になりかねないが、今年は所有者に会ってみたいと考えている。

 

 

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厚内では二本の列車と交換。
次の直別で1人、音別で3人、白糠で2人、新大楽毛で1人の乗車があって定時釧路着。もうすぐロザリオの祈りが始まる。

 

 

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冬の間と違って、春から秋にかけては日曜日に行事や調査が多く入り、教会へは月に一度行けるかどうか。復活祭に入った頃に行って以来の一ヶ月ぶりの教会は、いつの間にか復活祭第6主日、つまり復活典礼の最終のミサになっていた。

端午の節句が近いので、司祭が祝福した飴を子供達に配る。鯉のぼりの袋に入っているのが可愛らしい。カトリック教会は比較的日本の年中行事に寛容だ。

 

 

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教会のあとは途中からメーデーに参加する。既に集会は終わったらしく、デモの出発準備が進められていた。

 

 

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北大通を釧路駅前までデモに加わる。野党統一候補が話題だった北海道だが、メーデーはまだ連合系と全労連系で別れて開催している。合同しても大した人数にならない昨今、メーデーもはやく合同開催が実現すると良いなと思う。駅前でデモから離脱。

 

 

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メーデーのあとは、新しくなったばかりの阿寒バス・くしろバス1日フリー乗車券を使ってみる。600円で乗り放題。以前は日曜日だけだったが、今度から土曜日も使えるようになった。

さあ、午後は釧路の路線バスをとことん乗り回ろう!

まずはイオンの釧路町店へ行って、昼食に餃子でも食べようと、やって来た101番イオン釧路線に乗る。が、連休のお昼時なせいか、ものすごい混んでいて諦める。222番たんちょう線に乗り換え、イオン昭和店の方へ行ってみる。

 

 

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イオン昭和店内には、献血ルームがある。十勝はなかなか献血しづらい(常設の献血ルームが無い)。

献血を終えて一休みしていると、初めてらしく真剣に説明を聞いている16歳や、恐る恐るの彼女を連れてやってきたカップルなどの姿が目に入る。若いこういう人達の事を格好いいと言うのだと思う。

 

 

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献血ルームのすぐ外ではリコーダーのミニコンサートが開かれていた。なんだか大きいのからずいぶん小さなものまであり、それぞれ個性的な音を出して面白い。

店内には暖かな日差しが差し込み、人々はゆったりと過ごしていて、穏やかな休日という空気が溢れていた。

 

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再び路線バスに乗る。今度は77番イオン昭和線。鶴見橋、産業道路を経由していったん釧路駅前へ戻り、18番の千代の浦、望洋住宅まわりの白樺台行きに乗り換える。全く予定を決めておらず、バスの中や降りてから、時刻表頼りに次のバスを決めている。
 

車中で小学生の女の子2人連れが
「春採湖の近くに青い水の池があるんだよ、知ってる?」
と話しているのが聞こえ、気になって仕方が無い。いったいそれはどこだろう?と聞き耳を立てていたが、よく分からないうちに2人とも桜ケ岡通で元気良く降りて行ってしまった。

あとで帰宅してから妻に聞くと、春採湖の近くにトンボ池とかいう小さな池があるらしい。

 

 

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終点の白樺台は、予想していた場所とは別のところに着いた。高台から眼下に昔の公営住宅群、さらには桂恋、益浦、興津地区や紫雲台墓地、太平洋炭鉱の施設などが見える。さっきまでいた釧路川流域低地とは全く異なる景観で、釧路という町の広さ、多様さを感じる。

 

 

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かつての白樺台バス停は、眼下の旧公営住宅群にあった。これも帰宅してから調べて知ったのだが、住宅群が高台へ移っている実情と路線バス停留所との乖離について、地域から要望があったらしい。これを受けて、昨年10月のダイヤ改正で移設したそうだ。

地域の実情に合わせたこうした細かな対応は、鉄道ではできない路線バスの利点であり、喜ばしい。バスが地域の足として期待されているんだなという事も実感できる。

 

 

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このあたりのフェノロジーは、草本は変わらないが木本は西部より遅い。街路樹のナナカマドは新芽が開いてきたが、シラカバはまだ枝先が赤くなってきたばかりのよう。

 

 

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この先の昆布森までバス路線があり、有名な難読地名地区を通過するので行ってみたかったが、時間が遅くなってきたので引き返す。共に釧路駅前行である17番バスの白樺線と53番晴海線が同時発車で、少し考えたのち、17番バスの方へ乗る。17番にはさらに系統が3つあるが、土日は「系統2」と呼ばれる桜ヶ岡・コーチャンフォー前・市立病院経由の路線のみが動いている。

2台の後ろには10分後に発車する18番バスも待機しており、白樺台がにわかにバスターミナルっぽい雰囲気を醸し出している。

 

  

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同時発車後、しばらくは53番と一緒に走っていたが、白樺ターミナルで53番は左折、こちらは右折し、桜ヶ岡のスカイロードを登ったかと思えば、春採湖畔まで一気に下り、再び市立病院の丘を登るという釧路特有の高低差を堪能する。

 

釧路市立博物館のある市立病院前で17番のバスを降りると、ドクターヘリが病院屋上から飛び立って行くのが見えた。ここで今日のバス乗り歩きは終了する。

 

 

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さて、今回釧路市内のバスを乗り歩くのに初めて使ってみた「くしろバス・阿寒バス一日フリー乗車券」だが、課題をひとつあげるとすれば、路線図が無い事である。

実は、くしろバスはポケットサイズの時刻表を無料配付している。写真のとおり、フリー乗車券はこの時刻表にすっぽりと納まるサイズで、これが良い。実際、私は今回、ずっと時刻表に乗車券を挟んでいた。時刻表には全路線の時刻が主要停留所で示されている。

ただ、ここまで立派な時刻表を作っているのに、この中には全く路線図が無いのである。そもそも釧路市内では、バスの路線図というものをまず見ない。私が知る限り、駅前バスターミナルにある大型の掲示板のみで、あとはホームページで見るしかない。

 

これがバスの使いづらいところだ。だいたい、鉄道と違って路線バスの経路というのは、ふだん使っていない人にはよくわからないものである。

せっかく一日乗車券を発売するのならば、使い勝手の良い路線図を併せて配るべきだろう。まずはこの時刻表にきちんと路線図を掲載すべきで、そうすれば時刻表片手にフリー乗車券を使いやすくなる。

 

という意見をくしろバス・阿寒バス双方に今度出そうと思う。

 

 

 

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コメント

私が見た限り、カラー版は無さそうです。あったら面白そうですけどね。

投稿: 持田誠 | 2016年6月 8日 (水) 07時48分

この記事とは関係なしです。
6月8日 北海道の大きさの地図、みて感動です。カラー版はないのでしょうか?

投稿: 崎松康男 | 2016年6月 8日 (水) 07時33分

コメントをありがとうございます。
今回の選挙で野党共闘が進みましたが、労働運動の世界は一歩遅れていてもどかしいですね。連合系、全労連系さらには全労協そのほか、メーデーの時くらい合同でできないものかと思います。いろいろ難しい問題もあるのでしょうが、もっと難しい問題に満ち溢れている今だからこそ、本当の意味の団結が必要な気がしますね。

投稿: 持田 誠 | 2016年5月 6日 (金) 07時54分

思うのは、やはり日本の労働運動のあまりにも弱いこと。
国鉄民営化の目的が国労潰しであったこと、また、連合中心の労働組合についてもまた然りです。
大企業、正社員指標の労働組合自体が今の日本の時代背景にそぐわないのですが、国(権力者)にとっては、このまま放置するのが好都合なのでしょう。

投稿: momochin | 2016年5月 4日 (水) 18時46分

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