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2016年3月 3日 (木)

北海道自然史研究会の2015年度大会へ行く

2015s

 北海道自然史研究会は、年に1回、道内で大会という名の研究発表会・総会を開催する。自然史と言っても幅が広く、地質学、古生物学、動物学、昆虫学、植物学、魚類学、標本史、自然史博物館、環境教育その他いろいろな切り口から「自然史研究」が取り組まれている。そうした北海道の他分野の方々が一堂に集まって話をする機会は実はそんなに多くない。
 もともとは自然史系の学芸員が中心となって発足した会だが、現在では学芸員だけではなく、研究者、学生、企業、市民など、さまざまな立場の方が会員として参加し、日頃はメーリングリストを使った情報交換、たまに記事の執筆など出版、年に1回の大会や巡検を開催している。
 
 
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 今年は去る2月28日に、リニューアル・オープンしたばかりの北海道博物館講堂を会場に使わせて頂いた。
 
 
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 開会挨拶に立つ古沢仁会長(札幌市博物館活動センター学芸員)。今日の総会をもって会長の任を退かれ、新会長は大原昌宏氏(北海道大学総合博物館教授)へ引き継がれた。
 
 
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 会場館として挨拶・説明に立つ水島未記氏(北海道博物館学芸員:右端)。北海道博物館は、リニューアル・オープン後もなかなか忙しさが抜けず、堀繁久学芸員(左端)と共に、非常に御多忙な中を準備・運営いただいた。真ん中で機材を準備するのは事務局のさっぽろ自然調査館の渡辺修氏(中左)と渡辺展之氏(中右)。この会も事務局が調査館になってから活発になり、その献身的な取り組みのおかげで、さまざまな事業も行っている。堀さんの右は司会を務める山崎真実氏(札幌市博物館活動センター学芸員)。
 
 
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 今回は分野もメンバーも多彩で、非常に面白い大会となった。参加メンバーの裾野が少しずつ広がっている感じも受けるし、良い事だと思う。
 
 
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 このほか、国立科学博物館から細矢研究員、海老原研究員がはるばる来られ、サイエンス・ミュージアムネット(S-Net)に関する説明会も開催された。
 サイエンス・ミュージアムネットの説明会では、帯広百年記念館の登録標本数が大きくクローズアップされた。感無量だが、海老原さんによって分析結果が公表されてみると、いろいろと問題点も明らかになった。やはり同定の精度と、緯度経度座標の問題である。
 ただ、海老原さんの分析の内容が非常に面白く、この分析結果を逆に利用して、S-Netの現状と課題などについてあらためてまとめる必要があると実感。さっそく今年中に取り組みたい。また、帯広百年記念館の標本整理も今年で一気に区切りを付け、新しい展開へ向けて再スタートをしてしたいところだ。
 
 
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 会の総会も開催。決算予算、事業報告、役員交代や来年度の開催地などについて報告や承認が行われた。説明に立つ渡辺修事務局長(さっぽろ自然調査館)。副会長の大原昌宏教授が会長に就任した事に伴い、副会長には理事だった堀繁久学芸員が新たに就任した。
 新体制での北海道自然史研究会は、来年もこの時期、札幌市を開催地として大会を実施する予定。来年の大会に向けて、北海道の自然史研究を盛り上げていきましょう。
 
 

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