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2015年7月12日 (日)

豊北海岸自然観察会でオカヒジキ

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 今日は月に一度の豊北海岸植物観察会。いわゆる原生花園と海浜の植物を月に1回観察して歩き、フェノロジーを記録していこうというもの。
 
 
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 で、今日の観察会でひとつのトピックがこれ。
 
 
Photo
 
 なんてことは無いオカヒジキである。
ちょうど開花しており、かなり目立たない花なので、初めての人には驚きだったらしく、それはそれで意義のある事だ。だが、実は私にとって「おお!」というのは、そもそもここにオカヒジキがあるという事、それも今年はけっこうな数のオカヒジキが見られる事である。
 
 というのも、2011年の東日本大震災の翌年だったと思うが、この海岸で北海道大学の大学院生と共に植生調査をした事があった。そのとき、オカヒジキが全く出現しなかったのである。オカヒジキが無いなんて事があるのかなあと不思議だったのだが、その翌年も見かけなかった。
 
 そこで考えたひとつの仮説が、漂着物処理のための海岸への重機乗り入れの影響である。当時、海岸には漂着物がものすごく大量に打ち上がり、その処理のために大型機械が頻繁に出入りしていた。これは海浜植生にそれなりの影響を及ぼすだろうなあとは思っていたのだが、この影響で一時的にオカヒジキが姿を消していたのかも知れない。
 
 一方、今年は海岸の第一砂丘列の海側直下、砂丘部の一番砂丘列側の部分に少なくないオカヒジキが見られた。という事は、いちど消えたオカヒジキが種子の漂着などによって戻ってきた、と考えられないだろうか?
 いずれにしろ、私が豊北の海岸を歩き始めたのは2011年頃からだったので、この海岸にオカヒジキが点々とする姿を見るのは今年が初めてである。こうした記録を作るにも、月1回のこの観察会は大事な場となるのは言うまでもない。
 
 

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