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2014年3月19日 (水)

木型は無いか?と和菓子屋めぐり

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 土曜日に小樽市総合博物館の櫻井さんを招いて「和菓子の木型のはなし」という博物館講座が開催される。櫻井さんは北海道や東北の和菓子木型を比較・研究されており、十勝にも関心を寄せられている。そこで、十勝における和菓子木型の現存情報を得ようと、午後から木型のありそうなお菓子屋さん訪問を実施した。
 
 写真は帯広市内の永花堂さん。伺ってみると「もう使っていないが、裏にしまってある」とのこと。すぐには出せないが、来る日を決めてもらえば出しておくと言う。初っぱなから運が良い。お菓子を2つ購入して次へ向かう。
 
 
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 こちらも帯広市内の竹屋製菓さん。店舗と工場が一体の建物で、店舗で注文すると、店員さんが工場へ受け取りに行く。残念ながら木型が残っているかどうかは店員さんにはわからず、社長に聞いておいてくれると言う。なんだか忙しそうだったが、その多忙な理由は次の幕別町で判明した。
 
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 ここでもお菓子を2つ購入。なぜ2つかと言うと、同僚の飯田さんに頼まれた分と自分の分だからである。ついでに記録用に店舗の写真も撮り、報告用?にカードにしてみた。
 
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 次いでお隣幕別町。幕別町は札内地区が活気づいているが、和菓子屋さんは幕別駅前の本町に2軒ある。最初にあらかわ菓子舗さんへ立ち寄る。
 
 
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 ズバリ「木型残っていませんか?」と尋ねると「ありますよ。ひとつは後ろに飾ってあるし」と言われ、ふりかえるとバーンッと大きな鯛の木型が鎮座していた。
 他にもあるはずで、お店の人に聞いておくと言う。
 
 
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 こちらが、あらかわ菓子舗のお菓子。左の「やむわっか」は旧地名の「止若」で、国鉄幕別駅も1963(昭和38)年までは止若駅と名乗っていた。右の「軍岡」は今も使われている幕別町の字名。文字通りの丘、すなわち猿別川左岸の幕別台地上にあたる。
 
 
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 続いて、道路を挟んで斜め向かい建つ「杉野菓子店」へ。ここも木型は残っており、事前に連絡をくれれば見せられると思う、お父さんに聞いておく、との事。
 
 
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 こちらが杉野菓子舗さんのお菓子。幕別町はパーグゴルフ発祥の地であり、お菓子にも名が付けられている。実はもうひとつ洋菓子を購入したのだが、運転中に食べてしまったので写真は無い。
 
 ちなみに「今頃はお饅頭が忙しい時期で、23日も300個届けなくちゃならない注文も入っていて忙しい」との事。そう、考えてみればお彼岸で、お寺さんをはじめ、和菓子が大量に注文される繁忙期なのだ。どうもこの連休にお店へお邪魔するのは迷惑かもしれない。
 
 
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 次いで豊頃町へ移動し、豊月さんを訪ねる。写真右に豊頃町役場が見えるが、国道38号線から外れているものの町の中心地に位置する。ちょうど雑誌の取材の方が来ていて、少し待つ。その間もひっきりなしにお客さんが来て、カウンターは忙しそうだ。豊頃の有名お菓子屋さんなのだ。
 
 
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 木型について聞くと、やはりあるそうで、1週間くらい前に連絡をもらえれば出しておくからと言う。ありがたい事である。
 
 お菓子は十勝発祥の地「大津」の名のついた左のものと、札幌の藻岩山と一文字ちがいの茂岩山ふもとにある「茂岩橋」の名がついたものの2点を購入した。
 
 
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 このあと、近くにある朝日堂菓子舗さんにもうかがう。残念ながら木型はもう処分してしまい、残っていないそうだ。「きっとおじいちゃんの代には使っていたと思うんですが」と申し訳なさそうに言われ、かえって申し訳ない。
 
 購入したお菓子は「カンカンビラ」と「はるにれの町」。豊頃町には、この木なんの木の有名なハルニレがあって、町のシンボルになっているのだ。
 
 この後、浦幌町まで行くが、この町にはそもそも和菓子屋さんが残っていなかった。商店街のニシムラさんへ寄るが「うちは初めの頃から洋菓子だからねえ」との話で、そもそも木型を保有した事が無かった。浦幌町立博物館にも所蔵が無く、町立図書館司書の杉山さん達に、最近まで和菓子屋さんをやっていたような方がいないか、もしわかったら教えてくれるように頼んできた。
 
 
 あと寄れなかったのは池田町で、これも近日中に訪ねてみよう。本当は櫻井さんの研究なのだが、街並みの記録という意味で私自身にも興味深い。
 
 
 
 
 
 

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