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2013年12月12日 (木)

大標本整理敢行中

1

 
 今週に入ってから、植物標本の大整理作業を連日敢行中である。というのも、当館の植物標本はダンボール箱に資料番号順に納められた状態で収蔵庫に積み上げられており、使用するのも、それ以上に元の箱へ戻すのも、とても大変な状態であった。また、何度も出し入れで箱を移動したりするので、収蔵中の破損も多かった。
 この問題を解消し、植物標本をもっと利用しやすくするため、衣装ケースを用いた簡易標本棚を設置し、これに標本を納める作業の準備を細々と進めていた。ただ、この作業をするためには一端全部の標本を出して分類準に並べ直す作業が必要で(その数約1万点)、そのためには連続して大々的に作業する日程の確保が必要である。他の仕事が入って作業が中断する事を防ぐ為、休みをとって集中的にやっつけるという、やや不本意ながらやむを得ない手法で作業に突入。3日目を迎えた。
 
2
 
 これが収蔵庫の自然史スペースの状態。実に都合の悪いことに、当館の収蔵庫の屋根は三角屋根のため、効率よく棚を配置する事ができない。苦渋の選択だが、ここへなんとか棚代わりの衣装ケースを積み上げた。
 次は分類順配列で、せっかくなのでAPGIIIにのっとり、ユリ科などをばらばらに新体系に組み直した上でジーナスカバーを製作。目下、カヤツリグサ科までの収納が完了した。これでスゲが探しやすくなるし、自分の採集した標本も納入する事ができる!単子葉類は国立科学博物館のS-Netに優先的に登録したので、さっそく利便性が高まる事から、さしあたり当館のスゲと水草については目録をすげの会や水草研究会へ出そうと思う。
 
 
3
 
 いままでは箱詰めだったので、ジーナスカバーも無かった。夏の博物館実習などで大学生に細々と作ってもらっていたのだが、まだまだ不足する。したがってカバーを作りながらの作業である。ただいまイネ科をソーティングしているところだが、作業途中で紙が無くなり、文房具屋さんや直行。大きめの厚口模造紙を購入し、これを4分割してジーナスカバーとする。
 
 明日で単子葉類の配架終了の予定。さて、双子葉類はいつまでかかるのか?来週にも作業継続は決定。移動展の合間をぬってのギリギリの時間調整なのだが、なんとか場所と時間を確保して、すっきりと新年を迎えたい。そして新年は「新装オープン!帯広のハーバリウム」として出発したいものである。
 
 

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