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2013年12月

2013年12月28日 (土)

移動展が浦幌から豊頃へ移動

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 移動展「十勝の鉄道史写真展」は、浦幌町立博物館から豊頃町立図書館へ会場が移りました。 http://www.toyokoro.jp/bunya/G4_1/ 昨日が浦幌町の撤収&豊頃町の設営日でした。

 根室線厚内駅での展示は引き続き1月18日まで開催中です。
 
 
 

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2013年12月22日 (日)

レンガ作りの暗渠タイプアーチ橋

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 3回目の「十勝最初の駅を訪ねよう」を開催。今回は鉄道好きな御夫婦が参加して下さり、お二人で楽しそうに列車に乗っている姿が印象的だった。
 
 乗っていると気づかないのが足下。本当はお連れしたいのだが、厚内駅から少し距離があり、断念しているのがこれ。上厚内〜厚内間にある構造物で、橋なのかトンネルなのか判断できずにいたが、小野田滋さんの『鉄道と煉瓦:その歴史とデザイン』を読んで、暗渠タイプのアーチ橋の一種、つまり橋に分類される事がわかった。
 
 これは現役で、上を根室本線が通過している。今は水が涸れているが、春から夏にかけては沢に水が入る。ただし、夏場は手前の斜面にオオイタドリが群生し、近づく事ができないばかりか発見しづらい。私も春に図書館の司書さんたちとバス見学会の下見で見つけ、その後なかなか再訪できずにいたが、ようやく昨日再確認してきた。
 
 イギリス積みで、アーチ部に2巻のレンガが小口で積まれる「粗迫持(あらせりもち)」である事がわかる。現役のレンガ構造物として、浦幌町の鉄道遺産にリストアップしておく。
 
 

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2013年12月21日 (土)

『鉄道と煉瓦』を購入

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 根室本線浦幌駅構内に残る危険品庫。1911(明治44)年建造とされる。
 レンガの長辺のみの列と短辺のみの列を交互に重ねた「イギリス積み」がよくわかる。
 
 
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 こちらは厚内駅の直別方に残る橋台。1903(明治36)年の開通時のものと思われる。レンガの積み方は浦幌駅の危険品庫と同じ。
 
 で、今関心を抱いているのは、これらのレンガがどこの製造か?遅ればせながら、鉄道総合技術研究所の小野寺滋さんの名著『鉄道と煉瓦:その歴史とデザイン』を購入。いままでは図書館で借りたりしていて、自分のを持っていなかったのだが、やはり手元に置いておくべき文献だなと思い、ようやく購入した。
 
 あらためて読むと、もっと釧路寄りにある古瀬トンネルの煉瓦は、その大半が函館製なのだそうである。ちなみに池北線の煉瓦は池田・止若(幕別)製が大半という事がわかっている。
 さあ、そうなるとこの煉瓦、製造時期から考えると函館産の可能性があるのかなあとも思う。なかなか資料が見つからないのだが、果たしてどうやって確認したものか?
 
 
 
 
 

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2013年12月20日 (金)

三ツ矢と麒麟の画鋲缶

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 先日、資料として市民の方から提供いただいた古い缶ふたつ。
 
 
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 開けてみると画鋲がびっしり。画鋲の入った缶だったのである。
 
 
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 不思議なのはメーカーで、こちらはMITSUYAとある。あの、サイダーで知られる三ツ矢か?
 
 
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 まさかな、と思ってこちらを見ると麒麟である。あのキリンビールか?よくわからないのだが、ネットで検索すると三ツ矢も麒麟も画鋲の写真が出てきた。ただ、それが三ツ矢サイダーと麒麟麦酒なのか?はわからなかった。
 
 
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 こちらは三ツ矢の画鋲。ひとつひとつに星形が彫られている。なんて丁寧なんだろう。
 
 資料情報が無いので、これらの製造メーカー、製造年代などなど、これから情報を集める予定。どなたか詳しい事を御存知の方が居られましたらご一報を。
 
 

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2013年12月18日 (水)

セメントの有蓋車輸送のヒトコマ

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 帯広百年記念館所蔵の大関忠志氏コレクションのひとつ。糠平ダム建設中の士幌線で昭和30(1955)年頃に撮影された。
 
 糠平ダムの建設のため、釧路の雄別埠頭から運ばれて来たセメントを下ろしているところ。雄別埠頭駅は釧路港北埠頭に雄別炭礦鉄道が開設した貨物駅で、石炭、セメント、肥料などを扱ったとされる。
 
 セメント輸送は、後には専用のホッパ車で輸送されるが、写真はそれ以前の時代、ワム23000形有蓋車に袋積みされている様子を記録している。車内にはリヤカーらしきタイヤも見える。セメントの有蓋車輸送の記録、そして雄別埠頭駅から糠平まで専用貨車が用意されていた記録として、鉄道史の上で興味深い写真である。
 
 

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2013年12月17日 (火)

強風で祝賀装飾が損壊・・・一部撤去しに行く

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 今日は夜に帯広の森の森づくり協議会へ出席する予定だったが、昼に浦幌駅長から駅構内の「祝 開業110年」の装飾展示が、先日来の強風で損壊しているとの連絡を受け、急遽補修に向かった。
 
 壁面の構造上、強力両面テープでしか設置できない一方、期限が来たらきれいに外さなければならない事を考えてあまりがっちりも設置できないため、風が来たらだめだろうなあとは心配していた。それでも「2週間以上よくもちましたよ」と駅長は仰っていた。ちょこちょこ外れると駅の方で直してくれていたのだが、そろそろテープが限界に来ていた。やはりテープは低温に弱く、そこへ強風が来てトドメだったのだろう。
 
 とりあえず、ベースの祝賀表示はテープを交換。最ももろい紙のお花は、残念ながらホーム側は全部撤去した。その他も補強。12月25日が開業記念日なので、なんとかそれまでもって欲しい。
 
 厚内は先日の日曜日の行事の際、ひとあし早くホーム側の装飾を撤去してきた。無人駅だし、外れた装飾品が線路などに飛散すると問題なのと、鉄道敷地を越えて飛んでいっても良くないので、こちらは無理をしない事にした。
 
 ちなみに、最初に剥がれるだろうと思っていた駅正面の祝賀看板は、両駅とも意外に元気。やはり風の当たり形が影響しているらしい。それにしても厚内駅のホームの強風ぶりはすごかった。
 
 写真は浦幌駅に停車中の今日の帰宅時の列車。特急を待避する為、2番ホームに停車している。
 
 

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2013年12月13日 (金)

イネ科の整理に手間取る

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 イネ科仕分け及びジーナスカバー製作終了。意外に手間取り、結局、棚への納入まで出来なかった。まあ、22時までには終わるだろうが、もう疲れたからやめる。
最後の仕分けはSasa類で、やはり考え込む。他にもいくつか、分類表と首っ引きで考え込む分類群があり、ときどき仕分けの手が止まってしまうのが時間のかかる要因。スゲのように属が同じなのとは異なり、やはり属間異動が多いと時間かかるなあと実感した。

とは言え、これが棚に収まると今後は調べやすくなる。良かった良かった。

 さて、週末は鉄道関係の資料調査や浦幌での行事があるので、双子葉類の仕分けと納入は来週になる。まだ道のりは長い。キク科を仕分けるのが辛い。
 
 
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 お世話になっている分類表や維管束植物目録。今後の標本整理には欠かせない。自分用と一般閲覧用と用意してあるが、標本庫用にもう1冊買おう。そして従来の分類体系との対照表も作って常備しておくと共に、データベースのパソコンも標本庫に置きたいところ。
 おそらく標本棚が完成し一連の体制が整った後、私はこの館にはもう居ないと思うので(つまり標本庫をバリバリ活用するのは後世の人達になるので)、植物分類がわかる学芸員が来なかった場合を考えて、用意できるものは用意しておきたい。誰かお金ください、館に。
 
 

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2013年12月12日 (木)

大標本整理敢行中

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 今週に入ってから、植物標本の大整理作業を連日敢行中である。というのも、当館の植物標本はダンボール箱に資料番号順に納められた状態で収蔵庫に積み上げられており、使用するのも、それ以上に元の箱へ戻すのも、とても大変な状態であった。また、何度も出し入れで箱を移動したりするので、収蔵中の破損も多かった。
 この問題を解消し、植物標本をもっと利用しやすくするため、衣装ケースを用いた簡易標本棚を設置し、これに標本を納める作業の準備を細々と進めていた。ただ、この作業をするためには一端全部の標本を出して分類準に並べ直す作業が必要で(その数約1万点)、そのためには連続して大々的に作業する日程の確保が必要である。他の仕事が入って作業が中断する事を防ぐ為、休みをとって集中的にやっつけるという、やや不本意ながらやむを得ない手法で作業に突入。3日目を迎えた。
 
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 これが収蔵庫の自然史スペースの状態。実に都合の悪いことに、当館の収蔵庫の屋根は三角屋根のため、効率よく棚を配置する事ができない。苦渋の選択だが、ここへなんとか棚代わりの衣装ケースを積み上げた。
 次は分類順配列で、せっかくなのでAPGIIIにのっとり、ユリ科などをばらばらに新体系に組み直した上でジーナスカバーを製作。目下、カヤツリグサ科までの収納が完了した。これでスゲが探しやすくなるし、自分の採集した標本も納入する事ができる!単子葉類は国立科学博物館のS-Netに優先的に登録したので、さっそく利便性が高まる事から、さしあたり当館のスゲと水草については目録をすげの会や水草研究会へ出そうと思う。
 
 
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 いままでは箱詰めだったので、ジーナスカバーも無かった。夏の博物館実習などで大学生に細々と作ってもらっていたのだが、まだまだ不足する。したがってカバーを作りながらの作業である。ただいまイネ科をソーティングしているところだが、作業途中で紙が無くなり、文房具屋さんや直行。大きめの厚口模造紙を購入し、これを4分割してジーナスカバーとする。
 
 明日で単子葉類の配架終了の予定。さて、双子葉類はいつまでかかるのか?来週にも作業継続は決定。移動展の合間をぬってのギリギリの時間調整なのだが、なんとか場所と時間を確保して、すっきりと新年を迎えたい。そして新年は「新装オープン!帯広のハーバリウム」として出発したいものである。
 
 

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2013年12月 6日 (金)

小学校と中学校の発表会を見る

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帯広翔陽中学校の職場体験学習の発表会を聞きに行った。みんなグループごとに発表を工夫していて、体験の中身を寸劇で紹介したり、放送局へ実習に行った生徒達は番組にして放送したりしていた。中学生らしい工夫が感じられて楽しかった。
 
 
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 こちらは先日開催された、森の里小学校での総合学習の成果を発表する「環境集会」。3年生はアリ、4年生は植物の観察を池田学芸員と共に指導している。こちらも小学生らしい工夫が見られる発表で、毎年なかなか楽しい。
 
 2つの発表を聞いて、いまさらながら小学校・中学校それぞれの発表の方法や物事のとらえ方の違いに気づき、とても興味深かった。同時に、最終的にこうした発表に結びつけられる体験学習をお手伝いする自分たち社会教育の責任をあらためて感じた。
 
 社会教育って、学校教育と違ってテストのような形で達成度や習熟度を測定しないし、それが良い点でもあるのだが、一方で子供達がどのように物事を理解したかの確認ができず、いつも不安がつきまとう。その結果がこの発表に反映されているんだなと思うと緊張もするし反省もする。

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2013年12月 4日 (水)

「学芸員が選ぶ十勝の博物百千」はじまる

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 十勝管内博物館学芸職員等協議会は、十勝で博物館活動に携わっている学芸員等の交流を深め、博物館の発展に寄与することを目的に平成5年7月に発会し、今年は節目の20年目にあたります。これを記念し、また十勝に所在する博物館施設の情報の発信と、さまざまな資源の再発見を目的に、当会の会員が「おすすめ」する各館・園の収蔵史料や自然・景観、学芸員の研究対象などを写真と文で紹介するパネル展「学芸員が選ぶ十勝の博物百千」が、帯広百年記念館を会場に開催中です。タイトルの「百千」は「百選」にかけて、十勝の魅力を「百」にも「千」にも広げていきたいという意味を持たせたものです。

 十勝管内博物館学芸職員等協議会の現在の会員はおよそ40名、博物館・美術館・動物園等の博物館施設の学芸スタッフと教育委員会の博物館活動担当者などで構成され、一般の方々を対象とした講演会や、会員の知識・技術の向上と情報交換を目的とした研修会などを開催しています。

  という事で、ロビー展として開催中。

http://www.hk-curators.jp/archives/1457 

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