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2013年9月 1日 (日)

釧路市立博物館と網走の北方民族博物館へ

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 網走市の北海道立北方民族博物館に、戦時中、サハリンで採集された植物標本がある。これは、北方民族の生活文化の研究者が、いろいろな目的で利用されている植物について調べている時に参考資料として採られたもの。植物学者ではないので植物の標本の作り方には精通していないが、記録として採られた植物は今日まで大切に保存されてきたのである。
 
 この標本と、もうひとつ、別の民族学者の方がやはりサハリンへ調査に行った際の鉄道切符などが保存されており、そちらも調査させてもらう。
 
 網走は学生時代から調査で何度となく通った場所で、馴染みがある。が、なんと北方民族博物館へ入った事はこれまで無かった。理由は日中まったく時間が無かったからである。それにしても恥ずかしい限りなのだが、今回、資料調査を機会に念願かなってようやく天都山の主の門をくぐる事ができた。資料の所蔵情報を教えて頂き、また調査を許可いただいた笹倉学芸員ありがとうございました。
 
 
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 今回は帯広から釧路経由で網走へ。途中の釧路では釧路市立博物館へ立ち寄り、開催中の企画展「国後島の植物と自然」を見る。国後島調査は私の所属していた大学院の研究室が度々実施していて、私もいちど行ってみたかったのだが、ついに叶わなかった。本展では釧路市立博物館の加藤学芸員が、実際に国後島で採集してきた植物標本や撮影した写真が展示されている。  
 
 
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 さらに、釧路市立博物館は現在の建物になってから今年で30年を迎え、それを記念した「新館30周年記念収蔵資料展:資料がつなぐ釧路の記憶」を開催している。そこでも、初代館長片岡新助採集標本など、植物が展示されている。
 
 ここで実感したのは、やはり植物標本展示用のアクリル板が当館でも必要だなという事。標本の保護と活用の為に、少し展示用具を揃えないといけないなあと思う。先日の札幌市博物館活動センターでも、きちんと標本保護の処置を施していて、こればかりは反省しきりなのだが、無い袖は振れないのだった。今回の展示「捕る採る録る」でも何も処置していないが、せめて釧路や北大から借りれば良かったなあ。ただ、結局借りに行く予算が無いから自腹になってしまうのだが・・・。
 
 
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 釧路・網走の両博物館を訪れた後、月曜日から始まる集中講義の非常勤講師の関係で、網走から旭川へ移動する。そのため、これまた数年ぶりで石北本線の特急オホーツク号に乗る。大学院生の頃の調査は自動車だったため、この区間を列車で移動するのは本当に久しぶりだ。車輌は変わっていないが、4両編成とはずいぶん短くなった気がする(かつては6両編成だった気がする)。
 
 
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 一年ぶりの旭川駅。旭川は、かつて幌加内へ住んでいた時に、買い物や旭川六条教会の礼拝へ出る為によく出てきていたが、当時は地上駅で駅舎も民衆駅だった。そのため、ガラリと変わった旭川駅舎には、なんだか全く知らない場所へ来たような印象を受ける。
 
 

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