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2013年8月

2013年8月30日 (金)

まるで牧草見本園な南富良野町の空き地

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 先日の雑草調査で通りかかった南富良野町の空き地。おそらくセイヨウミヤコグサLotus corniculatus L.  var. corniculatusと思われる黄色い花がたくさん咲いていて、思わず立ち寄ってしまった。
 
 バーズフットトレフォイルの名で牧草として用いられた事のあるこの植物は、混播草地での永続性が低く、やがて消えてしまうと草地学で習った気がする。実際、野外でもムラサキツメクサのように各地で見る、という事はあまり無い気がする。それだけに、明らかな外来種にも関わらず「珍しいなあ懐かしいなあ」という気がした。
 
 別段、牧草地ではないのだが、さまざまなイネ科・マメ科の牧草が入り乱れていて、さながら牧草見本園のような空き地だった。
 
 

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2013年8月28日 (水)

朝の市電、夜の市電

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 朝、札幌市電の西8丁目電停から西4丁目方向を見る。
 
 
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 早朝の市街をゴトゴトと通過する市電。
 
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 夜、すすきのの信号で、自動車と一緒に救急車を待避する市電。
 
 うーん、やはり市電は良い。電車道の沿線に住み、朝は市電の震動で目覚め、夜は窓から缶麦酒片手に市電の通過を見送るという生活がしてみたい。
 
 写真は先週、札幌へ滞在中に撮影。
 
 
 
 

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2013年8月27日 (火)

シロザと●●シリーズ

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 最近ちょっと気になっているシロザの足下に一緒に生える雑草たち。はじめの頃は「え?この根生葉なんだ?」と一瞬見間違ったのだが、よく見たら同じところから生えている。これはシロザとセイヨウオオバコ。
 
 
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 こちらはウラジロアカザとキク科sp.。最初にシロザ類なのか、足下の植物の方が先なのか?真面目に調べていないが、見ていて楽しい。本人達は窮屈そうだが・・・。
 
 

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2013年8月26日 (月)

路面間隙雑草の無い美しい町?富良野

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 札幌での実習を終え、十勝へ帰る。帰りはまっすぐ帯広へは向かわず、いったん滝川市へ出て、赤平、芦別、富良野そして狩勝峠を越えて帰る。国道38号線の雑草を補足調査するためだ。
 
 ところが、そうしてたどりついた滝川起点70km付近にあたる富良野市山部駅前付近では、なんと路面間隙雑草が全く無い。
 
 
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 同じく滝川起点80km地点にあたる富良野市東山。ここも全く路面間隙雑草が無い。この調査での路面間隙雑草は、道路沿いの歩道縁石と車道面の隙間に生える雑草という事だから、ここに雑草が無いと調査にならない。
 
 実は7月の調査の時にも雑草が全く見当たらなかったのである。タイミングなのか、本当に無いのか?
 
 これはもう「路面間隙雑草の無い美しい町づくり*富良野」とかやってんじゃないか?と思えてくるのだが・・・。結局、このあと南富良野でも1ヶ所(ただし、ここは明らかに除草した後だった)雑草の無い区間があり、3ヶ所で「雑草なし」と記録した。 
 
 
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 あ、でも富良野市街地は結構路面間隙雑草だらけで安心?した。
 夏祭りなのか、富良野駅前の通りに露店街ができていた。
 
 

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2013年8月25日 (日)

補講(追加実習)も終了

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 今日は先日までの実習で欠席のあった学生の補講(追実習)。朝から北海道マラソンで賑わっている北大総合博物館で、標本の同定とマウント、ソーティングまで、ひととおりを経験させ、先程終了した。

 欠席があったとは言え、黙々と作業をこなし、よく質問もする真面目な学生だったので、こちらもやってて張り合いのある一日だった。おつかれさまでした。

 
 これで私の酪農学園での講義は終了。できれば次の酪農学園大学紀要でこれまでの実習の内容を総括し、酪農学園での学芸員養成課程の課題や、今後に向けて(私はぜひ再開して欲しいと思っている)の提言をまとめたい。

  

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 本当は今晩中に滝川へ移動し、車中泊して日の出と共に国道の雑草調査しながら十勝へ帰るつもりだったが、疲れたので今晩の移動はやめた。明日の朝未明に出発し、調査しながら十勝へ帰ろうぞ。

 
 

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2013年8月24日 (土)

ニセコと小樽の学芸員に会いに行く

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 実習が終わり、明日に補講があるので今日は中休み。札幌に滞在しているものの、実習中は忙しくて何もできず、事実上、唯一の休日である。この日を利用して、ニセコ町の有島記念館へ打ち合わせと、小樽市総合博物館へ資料調査に行く。
 
 ちょうど函館本線の山線まわりで臨時特急が運行されている時期であり、これを利用した。札幌駅に停車中の臨時特急ワッカ。
 
 
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 長万部行という変な特急だが、山線を優等列車が走るのは良い。だが、乗ってみて思ったのだが、札幌から小樽までは超鈍足である。札幌を6時57分に出て、小樽到着が7時40分。つまり43分かかっており、途中無停車のくせに、手稲などに停車する快速エアポートの所要36分より遅い。どうやら線路容量がいっぱいで、前を走る普通列車がつかえているために、途中まったく停車しない代わりに表定速度が遅いらしい。
 
 
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 途中、余市駅で12分停車。これは上りの然別発小樽行普通列車との交換待ちの時間なのだが、これを利用してホームでは余市町の名産品販売が行われていた。余市町はワッカやヌプリの運行を大歓迎しており、いろいろと盛り上げていた。ニセコも同様だったが、対照的に全く無反応だったのが倶知安駅で、ホームに幕ひとつ下がっていなかった。
 
 まあ、これは私の考えだが、ワッカの乗車率や後で聞いた話などから考えてみて、ワッカを無理に特急として走らせる必要はあまりなく、むしろ快速列車かせめて急行列車にした方が良いのではないかと思う。少なくとも札幌〜小樽間は快速区間とすべきだ。
 
 私も今回、観光ではなく仕事で行く際に、時間帯が便利だったので利用したのだが、快速運転にすれば地元の生活利用もあるし、一日散歩きっぷなどの普通列車専用きっぷでの利用率も上がる。今の時代、なんでもかんでも「特別急行」にこだわらず、むしろ都市間バスとの料金差を重視した方が良いのではないか。利用しやすい料金設定と時間帯で地元利用と観光利用の両立をはかる事が求められていると思う。
 
 なにはともあれ、せっかく2年目の運行を実現した山線の特急。一過性のイベントに終わらせず、うまく継続的に発展していってほしいと願う。
 
 
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 さて、今回の目的はこれ。ニセコ駅の転車台。この転車台を産業遺産として活用しようというシンポジウムを11月に計画している。その打ち合わせでやってきたのである。
 
 
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 有島記念館の伊藤学芸員。伊藤君はこの町の学芸員として、日頃から地域資料の保存や活用を真剣に考え、地道な取り組みを続けている。今回、お声をかけて頂き、一緒に仕事をする事になった。
 
 
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 転車台銘板。もともとこの転車台は、かつてC62 3を使って運行されていたC62ニセコ号の方向転換用に、根室本線の新得駅から移設されたものである。つまり十勝ゆかりの鉄道遺産でもあるのだ。20m級の下路式転車台すて20タイプで、C62が乗ったらギリギリだったろう。私もC62ニセコ号は乗ったのだが、転車台は覚えていなかった。
 
 
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 簡単な打ち合わせを終え、お昼頃にニセコを出て小樽へ移動。本館では企画展「鉄道模型の世界」展を開催中で、ちょうど担当の佐藤学芸員によるギャラリートークの時間だったので見てみる。周囲のガラスケースにドイツメルクリン製の鉄道模型がズラリと並んでいて、これだけでも圧巻である。それが今日は中央のレイアウトで実際に運転される。子供が多かったが大人も真剣に眺めていた。
 
 
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 その後、お願いしてあった塚本商店資料を拝見する。帯広の個人博物館「昭和ナツカシ館」に、「十勝線開業を祝す」と書かれた木製スタンプが残っており、ここに「小樽色内塚本商店」とあった事から、小樽市総合博物館へこの商店の関連資料が無いか問い合わせたところ、石川学芸員と菅原学芸員が用意してくれたのである。菅原君は休みだったが、丁寧に資料をまとめて同僚へ預けて於いてくれた。ありがたく拝見する。
 
 また、小樽には転車台に詳しく、重要文化財機関車庫3号などの鉄道遺産の復元・保存を担当した石神学芸員が居られ、ニセコの転車台についてもいろいろと御教示をいただいた。
 
 
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 調査後、歩いて分館の運河館へ行く。小樽市総合博物館は帯広へ着任する前、わずか半年間だったがお世話になっていた元勤務館で、いろいろなつかしい。私は本館勤務だったのだが、運河館の方が自然史資料や文献もあり、よく入り浸っていた。
 
 
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 ここで展示中の生きたシラキトビナナフシを、担当の山本学芸員に見せてもらう。こんな生き物が昨年に小樽で生育が確認され、しかも結構たくさんいるそうである。調べると、胆振地方に数カ所、渡島地方に1カ所の生育地が確認されたそうだ。よくもまあ、これまで見つからなかったものだ。ミズナラ林を探したら、案外野幌とかでも見つかるのだろうか?
 
 ちなみに小樽市総合博物館にはもう一人山本さんが居り、こちらにはオタモイ竜宮閣の貴重な映像を見せて頂いた。以前に企画展で公開されていたのだが、日程的にどうしても見に行く事ができなかったのである。竜宮閣のいろいろな角度からの動画が貴重で、地方史や文化史的に貴重な資料だなあと思う。今回みていて、背景の植生なども精査すると、海岸植生の比較資料としても興味深いのではないかと思った。
 
 

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2013年8月23日 (金)

酪農学園大学の博物館実習(植物)が終了

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 今年度の酪農学園大学の博物館実習(学内実習:植物)が、1週間の日程を終えて終了した。後半は札幌市博物館活動センターの施設をお借りして実習。写真は開催中の企画展「手稲山*草花繚乱」の前で、自分たちの作った選りすぐりの標本を持っての記念撮影。展示されているプロの作った標本と、初心者である自分たちの標本を比べて、その差を実感するという残酷な面もある。
 
 本当は植物標本を縦に持ってはいけないのだが、まあ、今回だけは自分の標本でもあるので特別にという事で。1週間このメンバーで共に学べた事を嬉しく思う。
 
 

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 同定した標本のマウント作業。
 
 
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 パソコンを使って、標本の登録作業。
 
 
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 ハーバリウム(植物標本庫)への配架作業。
 
 酪農学園大学の博物館実習は、前半の放送大学利用の部分など、いろいろと不完全な部分はあるが、学内実習の時間がきちんと持たれ、分野別に細かい内容を指導できる点は良かった。今後彼らはこの夏のうちに館務実習、いわゆる本当の博物館実習へ行くが、そこでは自然史に限らず館の特性に応じた実務を経験する。標本の製作・管理法が中心の学内実習と、館実務を体験できる館務実習がうまく組み合わせれると、博物館学の教育体系としては良いと思う。
 
 実習中、2日間欠席した者がいたため、本人と話し合い日曜日に追加実習を行う事となったので、まだ完全に終わりではないが、いちおう実習はこれで終了。数年間担当した酪農学園大学での非常勤講師も終わってしまった。なんだか寂しいが、またそのうち機会が得られる事を願っている。
 
 なお、実習生の作った標本は、10月以降、学内で展示の予定。
 
 
 

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2013年8月22日 (木)

酪農学園大学の博物館実習で北大植物園と札幌市博物館活動センターを見学

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 酪農学園大学の博物館実習中。火曜日は前日に大学構内で採集した植物の同定。この実習は植物学実習ではないが、自然史系の学芸員養成課程を想定しているので、同定の手法、特に検索表を使った同定を知る事で、どのように標本を作る事が大事なのか?そもそもなぜ標本を残す必要があるのか?を知る事ができる。
 
 
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 慣れぬ手つきで双眼実体顕微鏡と精密ピンセットを使って植物を解剖。検索表の用語を確認しながら同定を進めて行く。今回、植物専攻は酪農学科の1人と毎木調査をしている地域環境学科の1人だけで、あとは動物学や環境学、社会科学の専攻。植物を細かく調べるのは大半が初めてらしい。
 
 
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 翌日水曜日は、午前中植物園へ。雨に祟られながらも、園内を見学し、図鑑で植物を調べてみる。また、博物館としての植物園の役割や、生標本の意義について学習。ただ、外へ出ると降雨があり屋内や樹下へ待避、の繰り返しで大変だった。
 
 
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 植物園内にある博物館で、加藤助教にこの博物館の果たしてきた意義について解説してもらう。
 「エゾオオカミの剥製などが評価され易いが、カラスやスズメなどの普通の種類を昔から標本として記録してきた事の方が実は大事。それが博物館の役割」
 という話に、みんな熱心に耳を傾けていた。
 
 
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 午後は札幌市博物館活動センターを見学。収蔵庫も見学させてもらう。
 
 
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 札幌市博物館活動センターでは、ちょうど企画展「手稲山*草花繚乱」を開催中。小樽の博物館でも活動されている三浦さんたちが採集した植物標本が美しく展示されている。ここでは山崎学芸員に、植物の展示法や教育・普及事業への活用方法などについて解説してもらった。
 
 博物館実習も後半へ突入。木曜日は彼ら自身が採集した標本の乾燥が仕上がってくる予定なので、マウントやソーティングまでやりたいと思う。
 
 

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2013年8月19日 (月)

母校の酪農学園で実習指導

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 昨日から酪農学園大学の博物館実習(学内実習)で札幌・江別へ来ている。植物班を担当しており、今年は酪農学科、地域環境学科、生命環境学科から8名の学生たちが受講している。

 今日は植物採集。酪農学園は広大な野幌国有林に接しており、大学構内でもいろいろな植物を採集できる。採集後、野外で標本を押していたら、激しい雨が降ってきて、みんなあわてて待避。

 母校で私が担当する実習では、建学の精神を大事にしたいので、毎日、実習を始める時と終わりの時に、皆で祈りをの時間を持つ事にしている。「今日も平安のうちに実習を終える事ができ、感謝します」という祈りに対して、「少し平安では無い時がありましたね」と学生に笑われてしまった。ほんとに雨男なんだなあ。まあ、でもこうして笑い合えることが平安なんだよ、と思う。

 私は大谷短大でも北海道教育大でも、非常勤講師として手を抜く事はしていないつもりだが、やはり母校での実習は自然と力が入ってしまうものである。しかしそれも今年で最後。酪農学園大学は学芸員課程を廃止する事になり、既に昨年度で担当講義は終わり。今年この実習が、母校で教鞭をとる最後の実習となる。そう考えると、とてもさびしい。残りの日程を共に楽しんで実習していきたいと思う。

 
 
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 酪農学園大学の旧酪農1号館。私の所属していた酪農学部酪農学科植物育種学研究室は、この建物の3階にある。今回も、学生時代に使っていた、この建物3階の生物系実験室を使わせてもらっているが、古い実験室なので暑い。今はC2棟などという名前に変わり、左側に新しい校舎が建てられた。学園も少しずつ変化している。
 
 

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2013年8月11日 (日)

ビート資料館でとてっぽフェア

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 帯広市稲田にあるビート資料館。日本甜菜製糖株式会社が運営する企業博物館だ。小さな博物館に、日頃は日甜の歴史やビートから砂糖が作られる工程などが展示されている。しかし今年の8月9-11日の3日間は「とてっぽフェア」で展示を一部入れ替え。十勝鉄道創業90年を記念して、鉄道に関する展示を開催した。
 
 
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 ビート資料館1階ロビー。日甜帯広製糖工場の模型の前には、現在も残る建物の前を走る十勝鉄道の写真。そして中央から奥には歴代の機関車のナンバープレートや備品、レールなどを展示した。
 右端が立つ赤い法被姿がビート資料館の館長さん。奥の青い作業服の方が十勝鉄道の三上取締役。共に3日間、会場で展示を解説されていた。
 
 
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 十勝鉄道の社屋移転の際に見つかった、歴代の機関車のナンバーや製造銘板。ボールドウィン社製の2500形2649、すなわちB6や、オレインスタイン・コッペル社製No.2などがある。不思議なのは2649で、これは士別製糖所専用線で働いていたもの。帯広には同系の2653がいたが、なぜか2649のプレートだけが残っている。
 実は士別市立博物館にも士別製糖所専用線で働く2248の写真がある。お互いに情報交換して、所属機関車の情報整理や現状などについて確認する良い機会となった。
 
 
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 展示を解説する三上取締役。昨年の当館での写真展では、十勝鉄道からいろいろな備品を借用し、たいへんお世話になった。今回、キャプションづくりなどで今度はこちらが少しお手伝いさせていただくことに。
 写真のいちばん手前のレールはビート資料館に保存されていた資料で、刻印から明治36(1903)年にドイツのUNIONで製造された60ポンドレールと判明。十勝鉄道の前身である北海道製糖専用鉄道は大正9(1920)年の開通だから、それよりもえらく古いレールだ。おそらく鉄道省から購入したものだと思うが、詳細は不明。今後の研究が必要だ。
 
 
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 2階の特設会場では、Nゲージの運転会。昨年まで芽室製糖所への専用線で活躍していたDE10や、根室本線を疾走する283系のスーパーおおぞら、DF200が牽引するタキ43000やコキ106など、帯広で目にする列車を中心に走らせている。左端が今回の展示を担当された日甜の上條さん。
 
 
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 模型は音更町で小さな鉄道博物館を経営する穂積規さんから借用したもの。左端が、JR北海道の駅長制帽を被り、来館者に解説する穂積さん。
 
 
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 模型運転と共に興味深かったのが、穂積さんが実際に列車へ添乗して撮影した専用線の動画。私もいちど乗ってみたかった・・・
 
 
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 開催期間中は入館無料だったが、穂積さんの発案で硬券の復刻切符が入口でもらえる。これも穂積さんから借用したダッチングマシーンで日付を入れ、改札鋏で入鋏してもらえる。これがとても楽しい。
 
 硬券は少し薄いバス券タイプの仕上がり。それもそのはずで、印刷したのは十勝バスや拓殖バスが現在も硬券を印刷している印刷屋さん。
 
 
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 反対側にはマスコンなどの機器類も展示。1階上映室では日甜と十勝鉄道の歩みを紹介したスライドを上映。2階ではいつものビート資料館展示が見られる。
 
 
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 この2階の常設展、なかなか面白い。砂糖のできるまで、昔の農機具、砂糖の種類など、いろいろと学べる。
 
 
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 今回の目玉のひとつが、なんと前庭に芽室製糖所構内の線路を移設するという大工事の末に実現した、軌道自転車の乗車体験。「工場前」の駅名票まである。十勝鉄道の職員さんたちが付き添って、短いが本物の線路の上を、これも実際に保線作業で活躍していた軌道自転車で往復することができる。
 
 
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 車留めや転轍機など、全て実際に使われていたもの。
 
 
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 3日間の短い期間だったが、来館者は1000人近くになったらしい。ちょっと暑い中だったが、夏休みということもあって、たくさんの子供達が来館し、楽しんで帰って行ったようだ。
 
 地味ながら地域に愛され続ける企業博物館として、今後も稲田のこの地で、ビート資料館が益々発展していく事を願っている。今後、いろいろ共同で出来る事があったら取り組んでいきたい。
 
 ビート資料館 http://www.sugarbeets-museum.com
 

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2013年8月 9日 (金)

夜の昆虫採集体験「ライトトラップ」を開催

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 開催中の企画展「捕る採る録る:生物研究のワザ」の関連事業として、体験講座「夜の昆虫採集」が行われた。夕方から緑ヶ丘公園内にライトトラップをしかけ、どんな虫が来るか見てみようというもの。
 
 あいにくこの日、道内は荒天。帯広も一日中雨が降り、講座の開催自体が危ぶまれたが、若干のミストが降っているものの、実施した。
 
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 やはり天候のコンディションが悪かったせいか、あまり虫は来なかったものの、集まってきた小さな昆虫を吸虫管で吸い取る作業に子供達は熱中。興味深そうに体験したり、はしゃいでいた。採れた虫を解説する伊藤学芸員に熱心に話を聞く子供達。
 
 
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 ライトトラップに飽きた少年達は、「先生」の廻りに集まって昆虫談義。池田学芸員の廻りには常に子供達の輪が。
 
 夏の夜のライトトラップ講座。蚊が多いけれども楽しく興味深い。夏らしい講座だなあと実感。天気の良い時にまたやってみたいものである。
 
 

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2013年8月 6日 (火)

夏です

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 忙しくてあまりきちんと公園内を歩けていないのが気がかりなのだが、確実に夏、そして植物は秋へと向かっています。児童会館から十勝池へ下る夏の小径。
 
 

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2013年8月 4日 (日)

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 昨日から帯広駅東口コンコースにおいて、小さな写真展を開催。「まちなか写真展」の愛称で開催している「写真が語るおびひろの街並み2013」の一環で、帯広・十勝の鉄道風景を集めた。
 
 
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 ポスターや絵葉書になっているような鉄道写真ではなく、十勝の鉄道の歩みを、生活風景の中から切り取った写真展とした。小さな展示で写真も50枚程度ですが、お近くにお来しの際にはお立ち寄り下さい。
 
 

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2013年8月 3日 (土)

企画展「捕る採る録る」開幕します

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 4人の若き博物館実習生を迎え、急ピッチで準備を進めてきた企画展「捕る採る録る〜生物研究のワザ」が、いよいよ本日開幕。帯広百年記念館ことしの企画展は「生物の採集」がテーマです。
 
 
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 設営中の会場風景。生物種により異なる採集道具がズラリと並んでいます。
 
 
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 採集と言えば昆虫。おなじみの網にもいろいろあり。その他さまざまなトラップを展示しています。
 
 
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 こちらは両生類の調査道具。カエルの捕獲法を動画で上映。サンショウウオのトラップも公開!
 
 
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 なんと鳥を捕る道具も展示。鳥類標識調査の方法と、その結果わかったマガモの渡りや鳥の寿命などについても紹介。
 
 
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 哺乳類については「録る」方法を紹介。センサーカメラが捕らえた帯広の野生動物の姿をお見せします。
 
 
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 私の担当する植物は、残念ながらとりたてて採るワザというのはあまりない(本当はいろいろあるが、動物系に比べると植物採集は明らかに地味で道具も少ない)。なので、十勝の植物標本史を紹介しています。写真は帯広市児童会館が所有する小林孝次郎コレクション。明治時代末期の十勝の植物を採集した貴重な資料。写真右下は弟の三十郎氏が採集した昭和初期旧ソ連時代のカムチャツカ産標本で、これも貴重なもの。数十年ぶりの公開になると思います。
 
 
 こうして、いろいろな分野の採集や標本製作のワザを見ると、やはり学芸員とは日常的にモノを扱う技能を磨き、これらのワザを使って研究する力を持つ「専門職」であらねばならないと実感します。
 いま、帯広市は学芸員を「総合職」という名のなんでも屋として採用するようになりました。しかし、百年記念館と百年記念館に収蔵された資料の未来を考えると、こうした採用の仕方には問題が多いと思われます。学芸員は、博物館の専門職として、任用すべきものと思います。これは図書館員や動物園の飼育員などにも言えます。この展示を見て、博物館の役割や地方自治体における専門職のあり方についても、思いを馳せて頂ければと思います。
 
 

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