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2013年7月 4日 (木)

音別の桜湯へ入る

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 音別の駅近くの国道沿いに、「桜湯」という銭湯がある。時間の関係で入った事は無かったのだが、火曜日、ちょうど採集で夕方に音別に着いたところ、暖簾がかかっていたので入ってみた。
 
 古くて小さな銭湯。ペンキ絵は無いが、道内ではペンキ絵の無い銭湯は多い。洗面器は「ケロリン」表示の無い黄色いケロリンタイプの東日本型の大きさ。瓶牛乳などの販売は無かった。
 
 「昔はこれでも沢山の人が入りに来て、14時から22時くらいまで開けていたんですよ。今は15時から19時までとなってますけど、18時半には人が来なくなるんで閉める事が多いですね。」
 
 「今も町に一軒は銭湯を残して欲しい、無くなると寂しいと言ってくれる人がいるんで続けています。町の人でよく来る人はぼちぼち・・・。最近は少なくなりましたね。」
 
 「8月になると大塚さん(近くに大塚製薬の工場がある)が10日くらい休みになるんですよ。そのとき、機械の点検で札幌から人が来ます。駅前の旅館に泊まってね。そのうちの10人くらい、毎年入りに来てくれます。来年また来るから元気でね、と言って下さる。ありがたいことです。」
 
 「店は戦後すぐくらいから。そうそう、まだ炭礦があった頃です。私の父と母がやってました。あの頃は(人が)多かったですね。」
 
 古くとも雰囲気は良いのだが、浴槽の湯がものすごく熱くて、ついに浸かる事は断念した。
 
 「ぬるくなかったですか?」
 「いや熱かったですよ」
 「そうですか。そうしたら次から水をじゃんじゃん入れて良いですから。良い温度にしてもらって良いですから、どうぞそうして下さい」
 
 この種の熱い湯は、たしか札幌のすすきのにあった銭湯がそうだった。アルバイト帰りに寄っても、熱くてほとんど入れなかったのを覚えている。
 
 
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 銭湯のおばさんが話していた、「大塚さん」の技師たちが毎年滞在するという駅前旅館。こうした駅前旅館も今は少なくなってきた。
 
 
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 音別駅前案内。線路と駅前の道路配置との間が斜めになっている。
 
 
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 音別駅。日中の限られた時間だが駅員が配置され、みどりの窓口が開く。
 
 
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 かつては急行ぬさまいや急行まりもが停車した駅構内。ホームの有効長が長い。駅本屋前に切り欠けの階段があり、中線ホームへ渡れる。
 
 
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 先の写真の奥の方に見えていた人道橋から。これは駅の跨線橋ではなく、駅の外から跨いでいる橋である。
 
 音別駅は、今や道内でほとんど無くなった「一般駅」である。すなわち、旅客と貨物の両方の扱いがあるのだ。貨物は駅近くに建つ「大塚さん」すなわち大塚製薬で、ポカリスエットなどを出荷しているそうだ。新富士から来た貨物列車に貨車の解結が行われる中間駅で、ぜひ次はその解結風景を見に来たい。 
 
 
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 この人道橋も改修工事が入るのだろうか?その設計業務委託に関する看板が橋の下に立っていた。橋が新しくなっても、同じ眺めが見られるだろうか?
 
 かつては音別町という独立した行政区だったが、今は間に白糠町を挟み、飛び地合併で釧路市となった音別。今回は霧里の山麓へ植物採集に行ったが、またじっくりと巡ってみたい町である。駅前旅館も泊まってみようかな。
 
 
 

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