« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2013年5月

2013年5月31日 (金)

十勝池ただいま水が抜けています

Photo

 
 十勝池、ただいま水が抜けている。池を干すため。
 
 
Photo_3
 
 確認された魚などは百年記念館のロビーの水槽でも展示中。ちょっと可愛そうな感じもするが、早くもアオサギやトビなどが飛来し、狙っている模様。
 
  
Photo_2
 
 オオカサスゲを始めとする水辺の植生は、この程度の池干しではダメージは受けない。ただ、いつも水がある時期に水が抜けているので、生育の進み方に変化が出るかもしれない。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月30日 (木)

本別・美幌・釧路のエゾヒメアマナ

Photo

 
 5月18日、本別町の本別公園で採集したエゾヒメアマナ。
 
 
Photo_2
 
 公園の隅の山麓に散生していた。鹿対策の柵の外側(公園側)に生えていて、そこはコケのマットが広がり、地面は滲出水で常に保湿されている状態。いかにもありそうな斜面だったが、鹿柵の内側(山側)はリターが堆積していて少なかった。やはり、人為的にリターが除去されている事が、個体群の拡大に効果があるのだろう。
 
 
Photo_3
 
 同じ日の午後、美幌町美富自然公園。ここにもスポット的にエゾヒメアマナがあると、昨年パラタクソノミスト養成講座で美幌博物館を訪れた際に、同館の平林学芸員補から教えて貰っていた。自然公園内というより、公園の入口にある広場のようなところの一角で、けっこうな群生。
 
 
Photo_4
 
 こんな感じ。網走・北見地区はエゾヒメアマナの分布域だが、今回の調査では根生葉の溝が平滑な個体ばかりが見つかった。これでは狹義ヒメアマナに同定されてしまうと思うのだが、やはりこの識別形質は不安定らしい。そして種の境界も曖昧なのではないかと思う。平林さんに手伝ってもらい、花や葉の大きさを測定。やはり1人でも手伝って頂ける方が居ると調査は早い。
 
 
Photo_5
 
 こちらは釧路のエゾヒメアマナ。釧路市立博物館の加藤学芸員に教えてもらった。釧路や網走地方では、けっこう沢山生えているらしく、そんなに珍しい植物ではない事が知られている。おそらく十勝もそうで、単にキバナノアマナと混同されて、認識されていないのだと思う。
 
 ここの個体は花がでかい。草丈というより、花被の幅が太く、ポテッとした印象を受ける。そして、苞葉から伸びる花序の感じが少し異なる気がする。ただ、これを識別形質にしている図鑑もあるが、全ての個体がそうではないし、やはり不安定な形質だと思う。根生葉は平滑だった。
 
 
Photo_6
 
 ここは駐車場の植え込みに生えている。これはまた、びっくりな場所である。この付近にも生えている場所があって、もともと群生していたものが、アリなどの散布でたまたま運ばれてきたものが群生したのだろう。
 市内の他の場所にも自生地があり、案内してもらった。そちらは花季が既に終盤に入っていた。
 
 十勝の分布の確認と共に、今後は分類学的な形態形質の数値比較が必要である。また、DNAによる検討も必要で、母校の教室で学生さんの修論課題にしてもらおうと考えている。
 
 今年の花季はもう終わる。駆け足で採集と測定をして廻った5月も明日で終わる。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月28日 (火)

嘱託学芸員の年収です

Photo

 
 新聞に載せて下さったせいか、いろいろな方から声をかけて頂き、たいへん恐縮です。ただ、どうも少し誤解があるような感じも。
 
 私は大学の先生でも(まあ、非常勤では先生だけど)、どこかの研究所の博士でもなく、ただの市役所の嘱託だ。だが、どうも世の中「研究している人 = えらい人= 地位も所得も高い人」のイメージがあるようで、そのように言われる事が多い。何を見て言ってきているのか知らないが「不動産買いませんか?」みたいな電話や手紙をもらう事もたまにある。「タダでくれるなら考えても良い」と答えているが、訳のわからない業者だけでなく、市中の方々にも誤解を受けている面がある。
 
 これらの誤解の中には、いま若手の研究者や、非常勤学芸員の少なくない人数が置かれている現状全体に関わるものもある。なので、あらためて私の立場をはっきりさせておく意味でも、ここでちょっと情報公開。
 
 これが今年の確定申告で税務署に提出した源泉徴収票のうち、もっとも年収のベースにある今の職場のもの。税込み年収で2,191,200円也。税金や社会保障分を差し引くと、手取りで残るのは200万円を数十万円下回る。
 
 
2
 
 私は地方公務員法第3条第3項第3号の定める特別職の嘱託職員だ。通称「333職員」などと呼ばれるこの特別職は、この法律の第4条により、地方公務員扱いされない(ここも誤解されている事が多い、というか市役所の職員にもよくわかってないヤツがいるが、我々は地方公務員法の対象から除外されている)。
 
 なので、勤務時間以外は兼業自由。そもそも特別職嘱託というのは本来、この職そのものが兼業の人を対象に始まっている制度で、特別職嘱託を専従的に任用している事には実はいろいろな問題が隠れているのだが、まあ今はそこは良い。それで、私は大学の非常勤講師とか鉄道ピクトリアルに原稿書いたりとかして副収入を頂いている。ほんと、ありがたい事です。これらの源泉徴収票。
 
 けっこうこれが、1年たつと「あれ?どこへ行った?」とかなるのだが、これらを整理しながら「ああ、今年も儲からなかったな」と感慨深げに一年を振り返りながら確定申告書を作成するのも楽しいものである。
 
 今年は、基本所得と講師料などを合計した所得が約275万円くらいだったと思う。これが実際の私の年収全額。この金額だと還付の対象になる。つまり「お金無いんだな、じゃあ税金返してあげよう」という、累進課税制度の恩恵にまさに浸っているのである。逆に言えば、まともに税金を徴収できるような年収では無いとも言えるのだ。
 
 だって40歳で275万円(手取りだと175万円くらい)の年収ですよ、けっこう生活楽じゃありません。ここから実際には調査研究の費用とか文献代金とかで毎年けっこうな金額を支出した上で、借金返して、生活しているんだから。
 
 だが、こうした生活をしながら、研究したり論文書いたりしている人達が全国にはたくさんいる。学芸員や司書の仕事をしつつ、実は生活の中身こんな感じという方も今はたくさん居られるのである(指定管理の施設で働く司書さん達は、もっと大変だ)。そうした日本の専門職の現状を、広く知っていただければと思う。
 
 まあでも、私は幸せですけどね。結局は「どう生きるか」ですから。
 
 
 
 
 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2013年5月25日 (土)

官製ワーキングプア研究会

Photo

 先日、東京の水道橋で開かれた官製ワーキングプア研究会の総会とシンポジウム。これがすごく面白かった。面白かったって、もちろん議論の中身は面白くない事ばかりなのだけれど、3人のパネラーの方々の報告がどれも真摯な分析と問題提起に溢れ、具体的な事例報告など共に興味深い事ばかり。最近、職場の労働組合の集会や会議に出てもどうも面白くないなあと思っていたので、ひさびさにヒットした市民運動の現場で、モチベーションが回復した。

 札幌や横浜にいた頃はよく市民集会などに足を運んだ。都市部では毎週のように労働運動や文化運動、さまざまな学習会などがいろいろあって、しかも密度が濃いせいか、内容の充実した議論が多い。この点ばかりは地方都市の弱点だなと思う。道東でそうした文化を醸成していくのは、道東に暮らす我々自身の責任なのだけれど・・・。

 いまさら首都圏に住みたいとは全く思わないのだが、それでも知識や見識を広めるには、地方在住者も機会を見て時節都市へ勉強に行き、頭を殴られたような知的衝撃を受けて帰ってくる事が絶対に必要だなと実感する。

http://kwpk.web.fc2.com/
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月24日 (金)

エゾキケマンやタチヤナギの花が咲く

Photo

 
 日が長いので、仕事が終わってから植物採集にでかける。緑ヶ丘公園では、エゾキケマンが咲いている。市内ではムラサキケマンも満開を迎えており、エゾエンゴサクと共に色とりどりのケマンソウが各所で見られる。
 
 
Photo_2
 
 タチヤナギが黄色い雄花を満開にしている。このヤナギは展葉後に花を開くし、雄しべが3本ずつ付いているのでわかりやすい。ウツベツ川沿いにたくさん生えている。
 
 
Photo_3
 
 同じくウツベツ川沿いには、一足はやく花の時期を終えたエゾノバッコヤナギの雌花で、果実が膨らんできていた。白い柳絮も伸びつつあり、なにより花の頃には短かった花序が、ずいぶんたくましい姿に大きくなった。
 
 
Photo_4
 
 動物園の正門前では、植栽のハウチワカエデが咲いていて、マルハナバチが盛んに訪れていた。近くではネグンドカエデの独特の花もたくさん下がっている。樹上高いところでは、ヤチダモがゴツゴツした感じの枝先に地味な花をたくさん付けていた。
 
 
 樹木の花を観察するのが楽しいシーズン。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月22日 (水)

国立公文書館で鉄道省文書しらべ

Photo_2

 
 20-22日まで東京へ行き、主に国立公文書館で鉄道省文書を調査してきた。目的はふたつ。ひとつは十勝鉄道関係の文書を確認すること。もうひとつは、浦幌町で計画されていた浦幌炭鉱の専用鉄道について、計画から計画断念に至るまでの経緯を、史料で確認する事である。
 
 
Photo_3
 
 国立国会図書館は出納までに時間がかかる。一方、国立公文書館は、手続きはいろいろ面倒な面もあるが、出納にはそれほど時間がかからない。ただ、文書は書籍と違って、書いてある内容の探索や解読に時間がかかる。どちらの調査もまとまった時間をとらないと、なかなかじっくり調査できない。
 
 かつてはかけもちで回ろうと無茶をしたが、今は上京した際はどちらかに絞る事にしている。
 
 
Photo_7
 
 ちなみに今年度の利用証。一年更新で、行くと発行してくれる。
 国立国会図書館には知人が居るが、国立公文書館にはいない。と思っていたのだが、よく考えてみたら高山館長と共にMLA連携のシンポジウムに出た事がある。私が博物館側、高山館長が文書館側の立場で報告をしたもので、今考えるとよく私なんぞに声をかけて下さったものだと誠に冷や汗が出る思いだが、とても勉強になった。
 という事で、せっかくなので御挨拶をしようと思っていたが、御留守であった。
 
 
Photo_5
 
 国立公文書館は竹橋にある。これは毎日新聞の本社。今の私は毎日新聞を購読している。「あー、これが本社だなあ」と建物を見た途端、不在期間中の新聞を止めて来るのを忘れていた事に気づいた。
 
 ちなみに竹橋には、少し歩いて大手町方向へ進むと気象庁がある。そう、私は高校卒業後、少しだけ気象庁で働いていた事がある。なので竹橋付近は結構なつかしい気持ちがする。
 
 
Photo_6
 
 21日の夜は、竹橋から歩いて程近い水道橋において、官製ワーキングプア研究会の総会とシンポジウムが開催された。その会場へ向かう途中に、古書の街である神田神保町がある。ここも東京へ来ると立ち寄ってしまう町なのだが、中途半端にお金を持っていたりすると、何か買い込んでしまいそうで怖い。今は絶望的にお金の無い上京なので、散財しなくて済む。悲しいが、ある意味、貧しき者は幸いである。
 
 
41crxhzon4l_ss500_
 
 官製ワーキングプアのシンポジウムでは、つい最近、岩波ブックレットから『非正規公務員の問題』を出版された上林陽治さんほか、3人の報告があった。このシンポジウムが、とても面白かった。最近、とんと労働運動の取り組みで充実感が無かったが(地元で連合や自治労が主催する集会などに出ても全くつまらないものばかり)、久々に来て良かったなあという集会だったのである。
 
 文書館と言い、古書店街と言い、市民運動と言い、やはり東京は文化面での充実度が高い。関東に住んでいる時は当然すぎて感じなかったが、やはり地方に暮らすようになってから、その点だけは東京が羨ましく感じる事がある。北海道では札幌がせいぜいで、それでもやはり東京よりは遅れている。
 
 もちろん、道東のさまざまな文化運動を高めていくのは、道東に暮らす我々自身の責任なのだけれど。
 
 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2013年5月18日 (土)

帯広市4番目のエゾヒメアマナ

2

 
 先日に続き、市内から新たにエゾヒメアマナがみつかった。市民の方から連絡があり、夕方に現場へ行くと、紛れもなく本種であった。これで帯広市内の自生地は4番目の確認に。
 
 
Photo
 
 帯広川沿いに立つ帯広神社。情報を頼りにかけつけ、最初は神社の外を探していたが、キキッという声に顔を上げると、エゾリスがすぐ近くの木の幹をかけあがっていった。「ああエゾリスだな」と思ってそちらを見やると、まさにエゾヒメアマナの黄色い花が目に飛び込んできた。エゾリスに教えてもらったようなものである。
 
 
Photo_2
 
 そこは神社の塀の上であった。古い塀にかぶさるように土盛りがしてあり、その上に数株が咲いていた。そこで周囲をさがすと、既に花も終盤に入った個体が次々に見つかった。
 
 写真と共に標本を採集したいところだが、この塀の内側はすなわち鳥居の内側、まさに神域である。キリスト者の私がそれを言うのもなんだが、それでなくても神社の土地なのだから、許可を得なくてはならない。
 
 宮司様に許可をもらおうと本殿へまわると、ちょうど祈祷中であった。そっと本殿をのぞくと、お1人の氏子さんの為に御祈祷されているところで、例の「祓いたまえ清めたまえ」と云った独特の神拝詞が聞こえてくる。神道の神事には疎いが、どうももうすぐ終わる御様子なので、境内で待たせて頂いた。
 
 御祈祷を終えた宮司様にさっそく御説明申し上げると、「私も見てみましょう」と仰り、神官の正装?のまま通りへ歩まれ、一緒にエゾヒメアマナを御覧いただいた。
 
 
Photo_3
 
 境内で見られるのは、宮司様に御覧頂いた区域に限られ、他の場所には無さそうであった。その代わり、別の場所には花を終えたキバナノアマナがいくつも見られた。
 なお、神社の外にも生えており、開花個体が散見された。こうした情報が広がる事で、新たな自生地が今後も見つかるだろう。エゾヒメアマナの場合、キバナノアマナとの混同(誤認)による情報不足の側面があり、今後も市民の方のご協力で自生地の確認が増えていけばと期待している。もちろん、その成果は学界と共に、地域に還元する事が博物館の役割である。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月12日 (日)

帯広市3番目のエゾヒメアマナ

Photo

 
 今日、帯広の森から、帯広市内3例目となるエゾヒメアマナの自生が確認された。エゾリスの会で請けているモニタリングサイト1000の植物調査の際、帰り道に調査地区の外で確認されたもの。さっそく採集して同定。館へ帰ってからキバナノアマナと比較する。
 左が本日採集したエゾヒメアマナ。右は同じく本日採集したキバナノアマナ。キバナノアマナは既に花季を終え、子房が膨らんで果実期へ入りつつある。
 
 
Photo_2
 両種の根生葉の違い。まず太さが全然違う。そして色。右のキバナノアマナは青白っぽい緑色だが、左のエゾヒメアマナは明るい緑色。ただ、写真にするとわかりづらい・・・。
 
 
2
 
 両種は地下の鱗茎を包む上衣の色が異なる事でも知られている。右のキバナノアマナの鱗茎上衣は明るい黄褐色。右のエゾヒメアマナは黒褐色である。
 
 
Photo_3
 
 鱗茎拡大。上衣の色の違いがわかる。エゾヒメアマナには、これから分かれる娘鱗茎がたくさん形成されている。
 
Photo_5
 最後に葉脈の溝。今回、採集したものは葉脈間に溝がほとんど無く、エゾヒメアマナGagea vaginata PascherというよりもヒメアマナGagea japonica Pascherに相当するタイプと言える。私はこの両種は同種だと思っているが、それは今後の研究結果次第である。
 
 とりあえず、帯広市3番目の自生地確認。みどりの課へも連絡して自生地として把握しておいてもらうと共に、今後の研究の為にもきちんと計測や生育環境の記録をとろう。 
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 9日 (木)

十勝太を通る予定だった釧路線(現根室本線)

Photo_3
 
 根室本線は現在、厚内を出るとぐるっと内陸へ入り、上厚内、常豊信号所を経て浦幌へ。新吉野の手前でカクンと向きを変えて豊頃を目指す。
 
 しかし、明治36年にこのルートで開業する以前、計画段階では、厚内から海岸沿いを直進。旧十勝川(現、浦幌十勝川)河口の十勝太を経由して新吉野方向へ向かう経路が計画されていた。北海道庁が発行した明治30年の「十勝國殖民地区画図」には、「豫定鉄道敷地」としてこのルートが描き込まれている。
 
 

Photo

 明治30年発行の初判。「豫定鉄道敷地」のラインが、厚内方向から海岸沿いをやってきて十勝太を通り、北上して下頃辺(現在の新吉野)方向へ向かっている。
 
 
2
 
 これは同じ図の改訂版(改訂年がはっきりしないが、明治35年判らしい)。「豫定 鉄道敷地」は同じだが、十勝太の区画割りがより細かくなっている。道庁は鉄道がこの地を通る事を前提に、十勝太に都市を形成する計画を持っていたと言われる。大津から人を移住させる「十勝太河口都市」計画で、そのために土地の区割りを先行して実施した。
 
 
Photo_4
 
 諸説あるが、どうも大津から十勝太への人の移転がうまくいかなかった事が、十勝太に鉄道を通す事を断念し、現在の浦幌ルートが選択される大きな要因だったらしい。一説に「大津沿岸の漁民が漁への影響を心配して汽車が通る事に反対した」というものがあり、近年出版された写真集などにも同様の記述が見えるが、これはいわゆる「鉄道忌避伝説」と思われる。
 
 十勝太には鉄道が通らなかったが、このときの区割りにもとづいた道路区画を今も見る事ができる。細かい場所を検証中だが、この写真の付近もそのようである。6月下旬の郷土バス見学会で巡る予定。現在、資料を鋭意準備中です。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 5日 (日)

キタコブシが足踏み状態

Photo

 
 北海道ホテル前の十勝鉄道跡を活用した歩道「とてっぽ通り」では、既にキタコブシがかなり咲いている。しかし、緑ヶ丘公園では足踏み状態。1輪咲いたが、大半がまだ蕾を硬くとじたままだ。
 
 
Photo_2
 
 地面にへばりつくように、いつもの斜面でアオイスミレが咲いている。春一番に咲くスミレだが、本当に小さい。
 
 
Photo_3
 
 アオイスミレは花色に変化があり、真っ白いものも。公園内ではむしろ白い個体の方が多いようだ。エゾアオイスミレもあるはずだが、どうもはっきりとわからない。
 
 
Photo_4
 
 一方で花のシーズンが終板に入り、フクジュソウは果実に。ゴルフボールみたいな小さな球が特徴的。
 
 
Photo_5
 
 ところで、今年は結局アズマイチゲの花をほとんど見ないで終わった。他の場所では見ているのだが、緑ヶ丘公園内では今になって葉が展開しているものの、全然花を見なかった。あんなにたくさん葉が出ているのだし、定期的に歩いているのだから見落とす事は無いと思うのだが。なんとも不思議だ。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 4日 (土)

ミサを休みつつ

Photo
 

 司祭様の話によると、幕別町にある十勝カルメル会修道院では、4月、5月とそれぞれ1人ずつ、修道請願者(シスター見習い)の初誓願があったそうだ。この修道会は観想修道院と言い、函館のトラピスチヌ同様、修道者は世俗との関わりを避け、院内でひたすら祈りの生活を続けている。

 一方、先週には、教会のホームページを見て、陸別町からはるばる教会学校へ参加しに来た子が居たと言う。陸別と言えば十勝の果て、ほとんど北見という辺境の地である(いや、陸別の方ほんと申し訳ありません。陸別町すきですよ)。

 世界的には信徒の多いカトリックだが、日本ではプロテスタントが優勢で、ここのところ聖職への志願者も減少し、専任のいない地方教会が急速に増えている。しかし、播き続けられる信仰の種が時にこうして実りとなって現れるのを見るとき、地方教会の存在意義の大きさをあらためて実感する。

 
 と言いつつ、復活祭第6主日の明日は子供の日。うちの博物館も朝から子供達で満員になる(はず)なので、今週もミサは欠席。真摯な修道女や熱心な子供達の話を聞きながら、自分は(信仰の)種を拾い集めるばかりで、満足に育てられないままだなあと冷や汗をかく。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 3日 (金)

水に浸る落枝の上のコケたち

Photo

 
 沢の水に浸る落枝の上に群れるコケたち。ちょっとでも良いところがあると、すかさず飛び込んできて群落を作る。なんというか、勢いと生命力を感じる。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 2日 (木)

風俗店で働く事が悪いのか

 自動車のラジオから流れてきたニュースで、大阪の女性教諭が勤務時間外や休日に風俗店でアルバイトをしていた事が発覚し、依願退職したと報じていた。ラジオではアナウンサーなどが教諭を批判していたが・・・この報道の目的はなんなのだろう。

 ここで批判の対象となっているのは、公務員がアルバイトをしていた事なのか、アルバイトをしなければならないほど借金をしていた事なのか、それとも働いていた場所が風俗店だからなのか?

 もし風俗店で働く事が悪いとされるのならば、そもそも風俗店の存在を法律で禁止するべきである。しかし現在の風俗店は、営業形態さえ適法であれば厳然と存在するひとつの産業であり、そこで働く労働者が批判されるいわれはないはずだ。風俗産業そのものが批判の対象となるとすれば、それは風俗産業を支えている需要、その産業を必要とし、またその産業から収益を得ている男性に責任があるはずである。

 
 私は客として風俗店へ入った事は無い。だが、郵便局でアルバイトをしていた院生時代、ゆうパックの集配で札幌すすきのの風俗店へよく出入りしていた。最初の頃はなんだか入りづらい気がしたがすぐに慣れた。
 夕方、営業前の狭苦しい事務所で認め印や伝票を用意してくれる若い女性達は、みな親切で礼儀正しい人達だった。私たち集配人にも笑顔で応対してくれ、その近くに建っていた某大型小売店舗の事務員が、まともにこちらへ顔も向けてくれないのと対照的だった。ただ、事務所の背後に控えている男達は不気味であった。
 

 もちろん教諭のした事は褒められた事ではない。だが、この種の報道がある度に、そこで問題とされている事柄にある種の歪みを感じて仕方が無いのである。 

 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 1日 (水)

メーデーでビラづくり・ビラ配り

 第84回メーデー。久しぶりに街頭ビラを作り、さまざまな場所で配付した。
図書館職員の非正規率のグラフは、製作者の舞田敏彦さんから許可を得て掲載。舞田さんのブログ「データえっせい」では、さまざまなデータからグラフづくりが行われており、興味深いものがいろいろある。
 
http://tmaita77.blogspot.jp (データえっせい)
 
 

Photo

2
 
 
 
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »