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2013年2月 6日 (水)

車内販売してます

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 札幌〜帯広間を走る特急スーパーとかち号。実は年末から車内販売が無くなっている・・・正確には、ワゴンを押して車内を巡回する販売員さんの姿が消えている。
 
 JR北海道によると、3月には復旧する予定と言う。なんでこんな事になっているのか問い合わせてみると、なんと人員不足だとのこと。どうしてこんな時期に人員不足が起こるのか詳細がわからないが、なんとなく想像が付くような気もする。
 
 車内販売を担当している女性は契約社員である。彼女達は単に車内販売をしているだけでなく、さまざまな乗客対応を行う客室乗務員と呼ばれる職種の人達だ。一昨年、石勝線のトンネルで発生した火災事故では、正規職員である車掌と共に、客室乗務員の対応についても批判があった。もちろん、鉄道職員である以上、非常時への適切な対応が求められる事は当然である。しかし、そうであるからこそ、客室乗務員を契約社員という不安定な身分で雇用している事には問題があると思う。車掌と同様に正規職員として雇用し、負わされる責任と身分の保障を同時に整えるのが、雇用する側(鉄道事業者)の責任ではないかと思う。
 
 
 ま、それはともかく、客室乗務員の居なくなったスーパーとかち号。ふだんは余り気が付かないが、無いと結構不便な点もある。特に見ていて気の毒に思ったのは早朝の列車で、慌てて家を出てきたサラリーマンの人たちや、車内で御弁当が購入できると思っていた年配の御夫婦などが、「知らなかった・・・」と肩を落としている事。
 
 だが、車内販売。実はやっているのだ。1号車のデッキ付近にあるスペースに「車内キオスク」が出店し、御弁当や飲み物を販売している。この事は車内放送でも案内されるが、案内が帯広出発時の1回だけという事もあり、あまり活用されていない。
 
 実際に先日の札幌出張の際にこの売店を使ってみた。「やっぱり不便ですよねえ」と申し訳なさそうに言う販売員さんと話してみると、売店の存在があまり知られていない事、揺れる車内を最後尾まで歩いてきてコーヒーや弁当を購入して座席へ戻る、という事が、お年寄りなどにはなかなか辛い、などの声があると言う。そうだろうな。
 
 「ある意味レアな光景ですからね」と笑う販売員さんの許可を得て、写真を撮らせてもらう。そう言えば、こうして会話しながら買い物するキオスクも少なくなったなと思う。
 
 
 まあ、かつては今よりも揺れる車内を食堂車まで歩いて行ったりした事もあったが、ただでさえ高速バスに押されっぱなしのスーパーとかち号の評価を一段と下げている事は間違い無いだろう。早く復旧した方が良いと思う反面、その復旧は客室乗務員の処遇改善と共に実施して欲しいと願うものである。
 
 

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