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2012年7月13日 (金)

復元しにくいバス路線図

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 明後日から帯広駅構内で展示する「まちなか写真展:駅編」用に作成したパネルのひとつ。2つの資料をもとに、かつて帯広市内を走っていた国鉄帯広自動車営業所所管のバス路線図を復元してみた。ボンネットバス時代の国鉄バスと女性車掌、廃止間近のJR北海道バスの写真の近くに展示する予定。

 ただ、先輩の学芸調査員さんから、もっと古い路線図は無いのか?と助言をいただく。まったく御指摘のとおりで、この路線図は帯広営業所廃止時点における所管路線図。展示している写真は昭和30年代の写真なので、できればその時代の路線図を復元したかった。

 ところが、鉄道と異なり、路線バスの資料というのは殆ど残っていない。これは全国共通で、細かな改廃や事業者・営業所の統廃合が多い事も関係するが、最大の難点は「線路を持たない」事ではないかと思う。つまり、独自のハードを設置してその上を走るのと異なり、完全共有空間である「道路」を走る路線バスは、形として資料が残りにくいのではなだろうか?(←札幌市営バスの廃止以後、個人的に考えている私論で定説ではない)

 昨年、苫小牧市営バスが廃止され、車輌・路線が道南バスへ委譲されたが、その際の苫小牧市博物館の動きは素早かった。交通部と連絡をとり、可能な限り、博物館へ資料を収蔵したのである。反面、帯広百年記念館には資料が何も無い。図書館にも入っていない。無理も無いなあと思うが、ある程度の資料収集や研究体制が整っている鉄道史に対し、これからはバス史というものも意識の上に置いておかなくてはならないと思っている。

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 バス路線図と共に復元した、かつて帯広から分岐していた国鉄・会社線の路線図
 
 

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