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2012年5月18日 (金)

道北はオオカメノキが満開

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 19-20日には、道北の士別市立博物館で植物パラタクソノミスト養成講座を開催する。その講師として派遣され、18日は帯広から富良野市、旭川市を経由して士別市入りした。途中、冬の間は通行止めになる維文峠を通ってみる。鷹栖町と和寒町の間にある峠道で、沢沿いには雪も残り、まだ早春の装い。林道脇にはカタクリが満開。本当に満開で、このあと士別市の温根別までの間、道路両脇に無数に咲き競っていた。


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 エゾイチゲ。この付近のAnemoneとしてはこれが多い。15年くらい前に幌加内町へ住んでいる時、初めて採集した標本がこのエゾイチゲであった。あの標本はどうしただろう?
 今回の実習、このエゾイチゲが最初のポイント。教材用としてあらかじめ士別市立博物館のM学芸員に採集してもらっている。そして私の方では比較用のヒメイチゲの標本を、今朝の早朝、出発前に帯広市の岩内仙境付近まで行って採ってきた。ただ、こちらは少し時期が遅くなり、既に果実が多くなっていたのが残念。


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 オオカメノキ。これは帯広には無い、日本海側の植物。ちょうど花が見頃。両性花の周囲に付く大型の装飾花が美しい。


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 沢沿いではエゾノリュウキンカが満開。左下の方にはツルネコノメソウも見える。本当に早春の感覚で、地理的な季節のずれを実感する。


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 士別市の温根別ダム湖。遠く幌加内町との境界となる山々には残雪。湖畔の森林もほとんどがまだ葉を展開しておらず、ところどころにエゾヤマザクラが見えた。この辺りの春はこれからの様子。このダム湖前後の道は未舗装だったが、やはり未舗装道路にはいろいろなものが生えていて楽しい。


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 士別市立博物館へ到着。本館の隣に建つ旧士別市公会堂。この公会堂の横には森があり、ここが今回の採集・観察ポイントとなる。さっそく明日に備えて、士別市立博物館のM田館長の案内で下見した。
 
 

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