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2011年9月10日 (土)

ベニバナゲンノショウコ

Photo

 美術館横の「彫刻の小径」に、紅い花のゲンノショウコが咲いていた。白いゲンノショウコと基本的に同じ種なのだが、花の色違いを重視して区別すると、品種「ベニバナゲンノショウコ」となる。これに対して白い花にも「シロバナゲンノショウコ」という名前が与えられている。


Photo_2

 実は今日、学名を確認していて初めて知ったのだが(お恥ずかしい限り)、品種区分ではベニバナゲンノショウコの方が基準品種となるそうだ。その学名は

 Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton f. thunbergii

 たしかに、種形容語と品種名が同じで、自動名なので命名者名が付かない。これに対して、写真手前に写っているシロバナゲンノショウコは

 Geranium thunbergii Siebold ex Lindl. et Paxton f. pallidum (Nakai ex H.Hara) Murata

とされている。シロバナの品種名が先に付けられ、これに対する自動名としてベニバナゲンノショウコの品種学名が生まれ、このような形になったのだろう。

 なんでも、西日本では紅いゲンノショウコが多いそうである。しかし、北海道で私たちが目にするゲンノショウコは圧倒的に白い花の方が多いだろう。なので基準品種がベニバナの方と聞いて、目を疑ってしまった。でも、植物の学名ってときどきこういうのがある気がするなあ。

  
  

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