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2011年9月28日 (水)

地形を基礎から学び直す本2冊プラス1

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 最近、植物や植生を調べるにあたって、十勝の基本的な地理、特に地形についての基礎的な勉強をしている。なんとなく知っているつもりだった十勝平野の地理。しかし、地理学・地形学の知見に基づいたスタンダードな部分を理解できているかというと、結構危険な部分がある。


 そこで、まずは住み慣れた札幌を舞台にした初歩的な本を、と読んでみたのがこの本『歩こう!札幌の地形と地質』(北海道新聞社)。新しい本ではないのだが、これが結構おもしろい。藻岩山や真駒内など、よく知っている場所が舞台なだけに、なおさらグイグイと入り込んでいける。


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 もうひとつ忘れてはならないのがこちら『札幌の自然を歩く【第3版】』(北海道大学出版会)。実は老舗シリーズ「○○の自然を歩く」の札幌編が今年大改訂されたもので、判型はコンパクトながら厚さは上掲書よりも厚い。こちらも身近な場所を舞台に、地形の見方が丁寧に解説されていて、良書である。『十勝の自然を歩く』もかつて存在したのだが、新版を書く書き手が居ないのだそうである。学芸員同士で出せると楽しいのだが。


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 で、『十勝の自然を歩く』が絶版になっている今日、旧版も参考になるが、こちらの『日本の平野・海岸』(岩波書店)で採り上げられている十勝平野の項目でも勉強。章としては短く、用語がわからない部分もあるが、結構くわしく解説されているので理解しやすい。十勝平野についての、特に扇状地、河岸段丘という側面からの理解がかなり深まった気がする。ただ、この本ももう絶版のはず。

 植生地理学は、地形などの自然環境と植生との関係を追うものだし、これを機会に何となく理解していた地形学的な知識を、きちんと基礎から学び直し、基本理解をしっかり深めておこう。

  
  

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