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2011年7月11日 (月)

斜里町で「すげの会」

 7月9-10日に開催された、すげの会北海道大会。会場はオホーツクの斜里町。北大時代の研究室先輩である知床博物館学芸員U氏が実行委員長ということもあり、特にスゲの専門家という訳ではないが、愛好家の一人として参加することにした。すげの会の存在は何年も前から知っていて興味があったのだが、これを機会に入会。前日の8日に斜里入りし、本日11日に帰宅した。

すげの会 http://bit.ly/d4xRGB


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 すげの会は、すげを愛する人たちの集まり。いわゆる学会としての性格も有しているが、アマチュアの人たちを中心とする「すげを愛する」人たちの研究会としての性格が強い。大会も、メインは発表よりも、どちらかと言うと同定会や採集会の方に重きが置かれている。

 という訳で、懇親会場で開催された同定会。全国から採集した標本を持ち寄り、専門家に見て貰いながら、カンカンガクガクの議論で盛り上がる。珍種はもちろんのこと、普通種でも形態のおかしいものや雑種の疑いがあるものなど、微妙な標本がたくさん。ひとつひとつを丁寧に、みんなの目であれだこれだと同定していく、この雰囲気はすげの会独特のもので、なかなか楽しい。


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 翌日はエクスカーション。斜里町峰浜の海岸でスゲを採集する会員たち。これがまた楽しい。


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 スゲにとっての良い時期、すなわち採集適期は、花より果実の熟した頃である。しかし、北海道でもそろそろスゲシーズンは終盤。しかし海岸では、コウボウシバ Carex pumila Thunb. がまだまだ熟した果実をたくさん付けていた。


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 あいにくの雨となったが、羅臼岳の登山道でスゲを観察。クマスプレーの使い方を説明する、斜里町立知床博物館のU学芸員。会員たちは笑いながらも興味津々、真剣にヒグマと人との付き合い方について話に耳を傾けていた。


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 楽しかった2日間も終了。私は昨晩、知床博物館の宿舎に1泊させてもらい、今日の朝、帯広へ戻ってきた。夕方に斜里を出たのでは、釧路での接続が悪い関係で、その日中に帯広へ帰れないのである。札幌へは夜行バスが出ているのだが、帯広は通らない。特急「まりも」のあった時代が懐かしい。

 夕方、網走へ向けて斜里を発つ釧網本線普通列車のキハ54を、なにげなく見送りに行った。暮れた空に尾灯の赤い光が印象的な光景であった。


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