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2011年6月30日 (木)

写真展準備と文書資料調査

 帯広百年記念館では、7月2日(土)から、ロビー展「荘田喜與志写真コレクション7〜昭和からの伝言」を開催する。現在、準備作業は大詰め。印画紙現像は終了し、今日は最後の写真をフィルムからスキャンしてプリンターで印刷した。

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 企画展に先立ち、展示される写真をちょっとだけ紹介。昭和31(1956)年撮影の写真。なぜ昭和31年かというと、一番右端の電柱に映っているポスターが決め手。これ、映画「ラドン」の正月公開を告げるポスターなのである。

 当館にこの春から勤務する近世史が専門の学芸調査員、S君は、昔の特撮映画にめっぽう詳しい。ラドンと聞いて即座に「昭和31年ですよ」と回答が返ってくるので驚嘆した。となりの机ではバイクに詳しい自然史担当のI学芸員が、写真のバイクのメーカーを一生懸命に調べている。


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 こちらは荘田喜與志氏が営んでおられた帯広駅前の書店でのヒトコマ。ここには、平凡社の『改訂新版世界大百科事典』予約受付中のポスターと、左後方にわかりづらいが『チューター』(実業之日本社)のチラシが下がっている。『改訂新版世界大百科事典』の全24巻は昭和39年(1964年)、『チューター』は昭和38(1963)年に刊行されている〔世界大百科事典の昭和39年版は、実際には全26巻で刊行となったらしい〕。『世界大百科事典』はもっと昔から版を重ねているが、『チューター』との兼ね合いから考えて、昭和39年の写真と判断した。
 
 むかしの写真の年代判定を、こうして少しずつ読み解いていく作業はとても楽しいし、勉強になる。この他、風景や鉄道の写真も多数あり、今度ゆっくりと分析してみたいものである。


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 午後は、市役所の文化課からお借りしている、市指定文化財の十勝鉄道機関車4号およびコハ23に関する資料を調査およびスキャン。これは十勝鉄道から提供された車輌の竣功図。その他、譲渡に関する契約書や保存場所の移転に際しての書類が残されており、現在、これらの資料によって、両車の保存場所の変遷について史実を解き明かそうと試みている。これは論文にして報告を考えている。


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