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2011年4月15日 (金)

森の里小学校総合学習

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 帯広百年記念館では、帯広市立森の里小学校での総合学習を受け持っている。この小学校は「帯広の森」に隣接しているが、校内にも小さな森がある他、ビオトープ作りが行われている。このビオトープや小さな森を使い、植物や昆虫を観察する半年間の学習プログラムを、先生方と学芸員との共同で練っている。とは言え、まだまだ試行錯誤の連続とのことで、始めてみなければわからないことも多い。始める前の私にはもっとわからないことが多いので、池田学芸員や先生方の進め方を見て自身も勉強しながら参加している。

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 エゾニワトコの蕾。葉が出かかっているものもあり「これは何ですか?」と聞いてくる子も多い。「アイスクリームのスティックに使う木です」と言ったら、いきなり囓ろうとする子がいてびっくり。

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 フキノトウの雄花と雌花も紹介。たちまち何本もの花茎が折り採られてしまった。来週から継続観察する材料でもあるので、あんまりたくさん採らないように注意。でもみんな興味津々なんだなあと思った。

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 この葉がゴボウと知って、みんなびっくり。ちゃんと根は食べられると聞いて、またびっくりしている。もちろん、八百屋さんのゴボウほど食べる部分が多くないし、きっと硬いのだが。

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 意外に反応が無かったのがクロユリ。「帯広市の花」として植えつけたものもあり、みんな結構これがクロユリだって知っているのかも。

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 今日はオリエンテーションということで、半分は教室、半分は野外で実施した。今日の児童さんは4年生2クラス。みんな意外な程に興味を持っていて、チャイムが鳴って先生に移動を促されても、なかなか動こうとしない程であった。


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 帰り道にちょっとだけ立ち寄った大山緑地。乾燥化が著しい。乾燥地のトカチボウズは痛々しいな。


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 緑ヶ丘公園に比べるとアズマイチゲは出始めの個体が多い様子。しかし、既にエゾエンゴサクの花も見られたことから、フェノロジーは前後しているようだ。

 本当は大山緑地のフェロジーやフロラも作るべきなのだろうが、あれこれと手を広げてもデータがたいへんな事になるのと、ここは帯広畜産大学が水位計を設置して調査しており、学会発表もされていたので、大山緑地の、というより将来の「新十勝植物誌計画」用の標本を時節採集に来れば良いかなあと思っている。

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