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2011年4月16日 (土)

増補新版北海道樹木図鑑

 今日は珍しく外へ出ず、1日中館内に居た。午前中は北沢館長(4月から館長が前任の松井館長定年退職により北沢副館長が館長になった)と、2階の雨漏り箇所に簡易雨樋を設置。ビニールシートを帯状に貼っただけだが、雨漏りをバケツへ誘導するには十分効果がある(はず)。

 昼から雨。天気予報どおりなので、元々今日は室内作業をする予定だった。とは言え、標本紙を交換したり野帳を整理したりしているうちに時間はどんどん過ぎる。本当はデスクワークをもっとしようと思っていたのだが・・・。

 夕方、雨の中を旭川の新田さん(道立林業試験場)が、この度改訂となった『増補新版北海道樹木図鑑』を届けてくださる。明日、トマムで行われる梅沢俊さんの講演へ行くらしいが、今日はこれから南十勝方面へ抜けるのだとか。わざわざお立ち寄り下さり恐縮。ありがたく受け取る。

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 亜璃西社から発行されているこの佐藤孝夫さんによる図鑑の使い心地は上々。学部生時代から愛用しており、草本の『北海道の花』と並んで、北海道の植物学習テキストの定番である。1990年の初版発行以来、今回で大改訂は6回目になるとか。タネのページが新たに加わっている。面白い試み。

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 今回で大改訂には一区切りだそうだ。この20年間で何度も改訂がされ、その度に支持者を増やしてきた図鑑。恐らく今、北海道の第一線で活躍している学芸員や研究者、環境アセスメント関係者をはじめ、植物好き市民や学生は、この図鑑で樹木を学んできたことだろう。北海道大学出版会からも樹木図鑑を出しているのだが、とうに白旗を揚げている状態でちょっと微妙。だが、実際、葉で引く図鑑として、フィールドではこちらの方が使いやすいのだから仕方ない。

 さらに閉館頃には大山緑地を守る会の柴田さんが来館。今月末に緑地で植物観察会をしたいらしい。またフロラリストなどを整えたいとのご意向。つい昨日のブログで、「大山緑地は調べている人がいろいろ居るみたいだから私はいいか」みたいな事を書いたばかりなので、早速の方針転換を迫られているような・・・。

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 郵便物では知床博物館の内田学芸員から紀要と『知床の自然保護』『知床データブック2010』が届く。紀要の表紙デザインが変わり、モノクロ基調の美しい感じに。「網走市のシダ植物リスト」「北海道北東部,遠軽町周辺のシダ植物組成−ヤマヒメワラビの北海道と長野県との隔離分布」など興味深い論考が多数。

 苫小牧市博物館の小玉学芸員からは電話。津波被害は大丈夫だったとのことで一安心。日高地方では、ヒナスミレが咲き始めているとのこと。

 という訳で、お客さまがみえたり、本が届いたり、電話が来たりな、ゆったりとした雨の一日でした。

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