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2011年4月11日 (月)

高枝切りばさみ

 植物標本採集での必須アイテムのひとつ、高枝切りばさみ。
 買っちゃいましたよ今年はついに。札幌では北大総合博物館の備品を使っていたが、十勝入りしたのを機会に自分用を購入した。

 元来は庭木の剪定とか果実の収穫とかに用いる道具だが、自然史研究においても木本の花葉を採集する際に重宝させていただいている。が、そうは言っても延長たかだか3m程度である。ハンノキの高木層にワサワサと揺れる雄花序を、指をくわえて見上げているといったケースも少なくない。

 緑ヶ丘公園のエゾノバッコヤナギは、1週間ほど前に開花を確認していた。ただ、咲いている部位が高すぎで高枝切りばさみでも届かなかった。幸い、下枝に未だ蕾の花序が多数確認できたので、届きそうな高さの花が咲いたら採集しようと機会をうかがっていた。

 ところが・・・。

2011410_26

 手の届く高さの花が、ことごとく振り落とされている。犯人はヒヨドリの一群。近づいてきた私の足音でバタバタと飛び立っていった。

 無惨である。花が咲く端から集まってはついばみ、花序を落として行ってしまう。もっと高い位置にたくさん咲いているのに、わざわざ低位置の枝に集うところに、なにやら悪意を感じてしまう。学問の自由への挑戦か?これでは手に届く高さの花を・・・などという訳にはいかないではないか。

 幸い、公園内の別の場所からエゾノバッコヤナギを採集。フロラ調査の証拠標本としては形になったが、いつもそう代替がきくとは限らない。うーん・・・。

 かつて後輩がヤマナラシの採集のために、高さ12m程の測桿の先端に鎌を取り付けたという秘密兵器を用いていた。たしか羊ヶ丘の森林総合研究所からお借りしていたのだと思う。そうした代替用具を早急に考案しなければならない。測桿なんて無いから、連竿か?ベトナム戦争のゲリラ戦じゃあるまいし、まさか最初から伸ばしっぱなしの竹竿に鎌などを付けて歩く訳にはいかない。うーん、悩ましい。

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