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2011年2月

2011年2月28日 (月)

藤丸百貨店で写真展「昭和初期からの商店街をみる」

 今日は休みの日。確定申告のために初めて帯広税務署へ行った。市役所に近接していて便利だ。低所得者だが今年は僅かに納税。その額900円也。900円の所得税納税で偉そうなことは言えないだろうが、申告後に窓口で納付し、領収証書を受け取る。領収証書の日付印が、どうも印ではなく印字に見える。考えてみれば郵便局でも窓口で日附印を印字する場合が増えてきており、本来の「印」が押される機会が減っていくのが少し寂しい。

 天気が良いので、ブラブラと街の写真を撮りながら歩く。その写真は後日掲載するとして、今日は藤丸百貨店7階で開催中の「昭和初期からの商店街をみる:懐かしの写真展2011」を観に行く。「帯広市商店街振興組合連合会」の主催。

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 写真の他、昭和29〜31年頃の商店街地図が展示されていた。これらは1枚10〜50円でコピーも可能ということで、興味のある方には嬉しいだろう。

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 来場者の方には「懐かしい!」と声を上げる方も多数存在。なかには、会場係の方に「私はこの辺の生まれだからよく知ってる。本当に懐かしいわ」などと語りかけている方も居られた。

 展示されている写真は、商店街で店を経営しておられた方や、荘田喜與志氏撮影のものが大半。帯広百年記念館所蔵の写真もあるが、所蔵していない写真についても、将来的にはぜひ資料として公的に保存できると良いなあと思う。
 開催は明日まで(明日は16時30分まで)。この機会にぜひどうぞ。

<おまけ>
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 藤丸横の郵便ポスト。ありそうで無いのが、こうしたポスト本体の足が無くって、歩道の施設から直接生えているタイプ。珍しいので思わず写真を撮ってしまった。

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下駄スケートなど

 今日で2月も終わりです。ところで、今月、JR北海道の特急列車に乗った方は、車内で配付されている冊子『The JR Hokkaido』をご覧になったでしょうか?毎月発行されている車内誌で、北海道をテーマにした特集が組まれているのですが、2月は「十勝・スケート王国の揺りかご」でした。

 そのなかで帯広百年記念館所蔵の下駄スケートが写真で紹介されていました。下駄スケート、そう下駄のスケート、というかスケートの下駄というか…。常設展示室でいつもご覧いただくことができます。それがこちら。

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 その他に、雪スケートなるものもあります。「機械スケート」とか、ガチャガチャ音がするので「ガチャスケート」などとも呼ばれたと、北海道人さんの特集で書かれていました(http://www.hokkaido-jin.jp/issue/sp/200401/special_09.html)。北海道人さんの特集では、札幌ウィンタースポーツミュージアム所蔵の資料が紹介されています。札幌ウィンタースポーツミュージアムさんのサイトはこちら→http://okura.sapporo-dc.co.jp/museum/

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 履き物つながりでは、草履やわら靴などもあります。十勝には富山や岐阜などからの入植者が多く、こうした雪国の履き物の形態なども、中部地方に近いのかもしれませんね。そのあたりは専門的な研究が必要だろうと思いますが、興味深いことです。

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2011年2月26日 (土)

おびひろ市民ミュージカル第8回公演

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 25-26日と出張で札幌へ。今日の夕方に帯広へ戻り、百年記念館へ顔を出す。と、今日は百年記念館でいつも練習されている、おびひろ市民ミュージカルの公演があることを、危うく忘れかけていた。切符も頂いていたので、開演に間に合うように飛び出し、十勝バスで再び駅前へ。

 会場の帯広市民文化ホールへは初めて入った。最初、駅前の十勝プラザの中にあるものと勝手に思いこんで、長崎屋前でバスを降り、そのまま1階のロビーへ。キョロキョロしながら案内受付の女性に切符を見せたら「長崎屋さんの反対側です」と丁寧に案内していただいた。よく確かめなかったことを反省する。結局、バス停を降りてから十勝プラザ経由で長崎屋さんを一周してしまった。


 さて、市民ミュージカル。元々、札幌に居た時から、学生劇団や市民劇団の舞台をときどき観に行っていた。なので今回、百年記念館事務のKさんから「ミュージカル興味ありますか?」と言われたときも素直に切符を頂いてしまったのだが、出張前の忙しさなどで内容の確認どころか、おびひろ市民ミュージカルがどんなものかも確認せず、しかも当日も半分忘れかけているという甚だ失礼な状態での会場入りであった。

 そんな状態で駆けつけた公演は「さよならスパッツァカミーノ」。100年前のイタリアを舞台に、スイスから人買いによって連れてこられ、煙突掃除夫として酷使される子供達を描いた作品である。原作はドイツ人の亡命作家リザ・テツナーによる「黒い兄弟」。

 予備知識ゼロ。席についてパンフレットを開いてから、初めて公演作品名をきちんと確認したというていたらくなのだが、その分、開演後は一気に熱演に引き込まれてしまった。久々に、舞台公演独特の緊張感と興奮が伝わってきて心地よい。
 小学生から社会人まで、さまざまな年齢層の十勝人(帯広市内だけでなく各町村からも参加)による劇団で、個性さまざまなところも面白い。皆さん素晴らしいが、特に私の中でピカイチだった役者さんがお二人。別格に上図な死神役と、狼団のジョバンニ役が「うまいなあ」と思った。

 歌と踊りを交えた2時間30分は、あっという間であった。ストーリーにも熱演にも感動を受けた。歌声が今も耳から離れない。すっかり忘れかけていた者に何も言う資格は無いのだが、本当に観に行って良かった、舞台って良いなと思う時間であった。

 ♪スッパッツァカミーノ、スパッツァカミーノ♪♪
 ♪煙突掃除はいかがですか♪♪

おびひろ市民ミュージカル(通称obiカル)のサイトはこちら
http://www.obical.com/Top.html

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2011年2月23日 (水)

羊羹の写真

 今日は羊羹(ようかん)の写真を撮影。これも大事な資料写真のひとつ。羊羹の原料は豆だからだ。常設展示の豆コーナーを充実させるために、解説パネルへ使いたいと考えている。

 今日は二種類の羊羹を撮影。まず一品目はこちら。

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 北の自然菓の合い言葉?で知られる柳月さんの「薄塩羊羹」。原料は小豆。オーソドックス、まさしく羊羹といった風合いだ。
 続いて二品目はこちら。

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 中標津町の標津羊羹本舗さんの、その名も「標津羊羹」。こうしてみるとお刺身のようにも見える色合いが特徴的だが、原料が小豆ではなく金時豆、すなわち菜豆(いんげんまめ)であることによる。

 このように、一口に羊羹と言ってもさまざま。原料の豆もさまざまなのである。と言うことで、それぞれの豆の使われ方を解説する資料のひとつとして、羊羹の写真を撮影しているのだった。
 因みに、先に撮影したのは標津羊羹。そのとき、小豆の羊羹も撮影したいと言っていたら、午後に館長が買ってきてくれた。申し訳ない。しかし、これも博物館資料のため、学芸業務の一環である。ただオヤツが食べたい訳ではない。
 もちろん、撮影後は美味しく頂いた。

柳月 http://www.ryugetsu.co.jp/index.shtml
標津羊羹本舗 http://shibetsuyoukan.com/

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2011年2月22日 (火)

藤丸の昔の台帳を発見

 今日は昆虫標本の整理作業。と言っても、未整理の標本箱の内訳を確認して、収蔵場所を移動する作業を実施した。昆虫標本は、ちょっとした振動でも触覚が外れてしまったりするからコワイ。標本ラベルの確認も恐る恐るという感じだ。しかし、頑張ったおかげで仕分け作業はほぼ終了。あとは昆虫担当による細かい整理作業に移る見込み。


 さて、今日の話題は昨日の話から。昨日は休館日だったのだが、館の人たち数名で市内の某骨董屋さんを見学&物色に行った。なかなか味わい深いお店で、興味のそそられる品々、資料価値のありそうな物も見られたのだが、その中に写真のようなモノを発見。

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 古そうな製本だが、その背表紙には帯広、そして道東を代表する百貨店のマークが…。

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 小口には「藤丸呉服店」の表記と「貸借元帳」の文字がある。本文を読むと昭和15〜17年の日付が並んでおり、当時の台帳なのだろう。中を開いて見てみると、びっしり並んだ取引先には見聞きしたことのある名前がチラホラと…


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 「三馬ゴム」は、小樽に本社のあるゴム長靴の「ミツウマ」だろう。

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 こちらはエンゼルの「森永製菓」。

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 内外編物は現在の「ナイガイ」でしょうね。

 結構大事な資料だと思うのだが、なぜかこの某骨董品屋さんへ流れ着いていた。昨日は値段を聞いただけで終わったのだが、こういうものはバラして和紙を素材として再利用していくらしい。貴重で興味深い資料だと思うので残念だなあと思っていたら、今日、館の方があらためて出向き、購入してきた。

 この資料、まずは藤丸さんへ問い合わせて、どういう資料なのか?藤丸さんにも同様に資料が残っているか?などを問い合わせてみたい。資料情報を整えれば、戦前の帯広の商業史を理解する上で、重要な参考資料となるに違いないだろう。
 いやあ、どこにどんな資料が埋もれているのか、まだまだわかりませんねえ。

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2011年2月20日 (日)

農業王国十勝の豆類

 今日は展示更新のために豆標本の写真撮影を行う。十勝の豆は大別して4種類。以下の豆だ。

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 豆の代表格はダイズ。漢字では大豆。醤油や味噌などの原料となる他、きなこもダイズだということを知らない人が結構多い。大豆油として油にもなる。北海道立十勝農業試験場(昨年、地方独立行政法人になったらしい)でも、豆類研究グループの中で大豆だけは別格で独立した「大豆課」がある。


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 続いて「赤いダイヤ」とまで言われたアズキ。漢字は小豆で、製菓業界では「ショウズ」と呼ぶことが一般的なため、農業分野でもショウズの呼び名を聞く機会は多い。かつては換金性の高い作物として豆成金を生んだ。十勝農業試験場には「エリモショウズ」という豆の像があるので必見だ。


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 形のバリエーションでは、圧倒的に面白いのがサイトウ。漢字は菜豆。と言ってもピンと来ない人が多いと思うが、インゲンのこと。写真の一番大きな豆は紫花豆だが、花豆類は植物分類学的にはベニバナインゲンという別植物である。胆振の銘菓で「道民のDNA」とまで言われた「わかさいも」は、芋を使わず豆を使って芋風に仕立ててあるが、その原料がこれだ。


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 表面のシワを目印に、かのメンデル師が修道院の庭で「メンデルの法則」を発見したときの豆が、このエンドウ。漢字では豌豆。十勝圏での栽培は多くなく、現在、道内の主産地は上川地方らしい。「さやえんどう」で知られているが、実は「第3のビール」の一部銘柄は、麦ではなくエンドウを原料としているって知ってました?

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2011年2月19日 (土)

芦屋市立美術館で学芸員ら一斉辞職宣言

 ところで、今日はとんでもないニュースが飛び込んできた。兵庫県の芦屋市立美術館で、学芸員全員が一斉辞職という。芦屋市立美術館は、かつて存続そのものので問題になったことがあったが、今回は指定管理者となった業者の大幅で一方的な人件費削減に抗したもの。(詳細は下記の神戸新聞サイトを参照)。
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0003813530.shtml
 4人の学芸員に事務職員1名を含む5名の辞職宣言に、作品を寄贈・寄託していた方達は不安感を抱き作品の返却を検討中とのこと。無理もない話である。辞職を表明した5名の職員の方達の心境を察すると胸に迫るものがある。指定管理者制度、そしてNPO法人の経営に関する根本的で深い問題をはらんでいる。芦屋市立美術館だけの問題ではなく、これを機に議論が広がっていくことを願う。

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博物館講座「アラスカの先住民文化」を開催

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 帯広百年記念館博物館講座「アラスカの先住民文化」が開催された。講師は帯広大谷短期大学准教授の岡庭義行さん。道民カレッジ連携講座で、帯広市内や音更町などから参加者があった。
 明日は博物館講座「アイヌ語で動物園かんさつ」が行われる。おびひろ動物園との共催事業で、午前中にはアイヌ博物館の岡田恵介学芸員を講師にお招きしての「シカ笛作成ワークショップ」も開催。暖かくなると良いなと願う。

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2011年2月18日 (金)

陶芸講座修了生作品展

後期陶芸講座修了生の作品展を、帯広百年記念館2階の特別展示室で開催中です。22日まで。入場無料です。

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2011年2月17日 (木)

謎の探検家、菅野力夫

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 最近、見せていただいた絵はがき。「探検家菅野力夫」と書かれている。これって何者だろう?と思ってネット検索してみたら、「菅野力夫研究会」のサイトに行き着いた。『謎の探検家 菅野力夫』という本も出版されているらしい。興味深い。
 とりあえず研究会宛に、この絵はがきの所蔵はあるか?必要か?との問い合わせメールを出した。
菅野力夫研究会は下記へのアドレスです。

http://tankenka.j-wak.com/

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2011年2月16日 (水)

豆を数える

 常設展示の「豆」に新品種を入れるため、北海道立十勝農業試験場と協議を続けている。今日は、提供いただく豆の量を実粒数で連絡するために、実際に展示ケースに1品種何粒の豆が入っているのかを数えてみる作業を行った。
 やってみると、予想はしていたが、豆のサイズは結構バラバラ。品種毎にも差があるが、古い品種になると品種内のバラツキも大きい。大豆、小豆、菜豆(インゲン)、エンドウの4豆種からそれぞれ数品種を選び出して数えてみたが、とりあえずこれで必要量の目安になるか。

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 午後、十勝毎日新聞社の記者さんと解説記事の打合せ。先の「おびひろ氷まつり」の大雪像が、愛国駅保存の蒸気機関車「19671」をモデルにしていたことから、同機関車の簡単な解説と、産業遺産としての鉄道資料の保全に関する論考を寄稿する予定。文章が長いので分割する。
 問題は写真。雪像の写真は撮ったが、19671はもとより、十勝に来たのが11月なので、こちらの産業遺産となる鉄道資料の写真そのものが手元にない。記念館に所蔵されているものか、学芸員の誰かが撮影した私物写真を借りたいと思う。

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ライトアップされた大雪像「幸福列車(しあわせれっしゃ)」第48回おびひろ氷まつり会場にて

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煙突からは煙が出るというユニークなしかけ付き。
全体的にも国鉄9600形蒸機をよく再現できていた。

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2011年2月15日 (火)

第1回防風林勉強会

 今日は帯広百年記念館を会場に「第1回防風林勉強会」という集まりが開かれた。

 環境NGOカピウの長谷川さんの呼びかけ。帯広畜産大学の関係者など防風林の生態系に関心を寄せる人たちが集まり、3件の報告と討論があった。

 十勝の防風林は景観的にも生物的にも少なくない役割を果たしていると思われるが、一方で農業的にはマイナス面も抱えていると聞く。防風林の日影で耕地内の作物生育にバラツキが生じることや、防風林北側を走る道路では凍結路面の融解が遅れると云った問題があるようだ。不法投棄や治安上の問題を抱える場合もある。

 こうしたリスクを含め、防風林の現状を考え、将来にわたってどう保全していくかを考えるための勉強会のようだ。まだ第1回で現状認識を共有したくらいだったが、この後、ネットワークを広げて、さまざまな立場の人たちが防風林を核に取り組めるような場に発展していくと良いなと思う。

 1997年だから、もう15年くらい前に、酪農学園大学の故海野芳太郎研究室の研究生として、中札内村東1線の防風林を調べたことがある。植生調査を実施し、群落断面図と樹冠投影図を初めて描いた。スズラン群落の個体群調査をマッピング法で記録し、分散指数とかを出したりしたが、あの結果は結局卒業論文など学内の報告で終わってしまった。きちんと公の記録にしないといけなかったのだが、今からでも紀要などに出しておいた方が良さそうだ。


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2011年2月14日 (月)

「活動日誌」を移転

iWebで作成しているホームページから、更新頻度の高い「業務日誌」を移転しました。
帯広百年記念館での活動を中心に、最近の活動状況を綴っていきます。

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